【詩】「ひとり」 3 魚群探知機 2022年12月9日 06:58 冬の朝日を待ちながら横断歩道を渡る時車のライトで影になるぼくは半透明になりたいだけどひとり未満になれない冷たい風に身震いしながらポケットに手を突っ込んで少しだけ背を丸めながらふたり以上にもなれないぼくはひとりとしてしか生きられないのだだからひとりとしてひとりらしく生きるのだ輪郭が光り出すくらいくっきりとひとりになるのだそうして初めてぼくは冬を好きになれる気がする ダウンロード copy この記事が参加している募集 眠れない夜に 68,537件 #写真 #詩 #眠れない夜に #冬 #朝日 3 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート