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【プレミアリーグ】ウルブスvsエヴァートン

今回の「サクッとレビュー」はウルブス対エヴァートンの試合です。

昨シーズン飛躍を遂げたウルブスが上位にいるエヴァートンをホームに迎えての試合となりました。

両チームスタメン

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ウルブス(4-3-3)

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エヴァートン(4-4-2)

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試合内容

前半6分にエヴァートンがイウォビがゴールで先制。しかし前半14分にウルブスもネービスのゴールですぐに追いつきます。その後は両チームなかなかチャンスを作れないまま、前半は1-1で終了。後半に入ってもなかなか両チーム攻め手に欠ける。そんな中で77分にCKで上がっていたキーンが値千金のヘディングシュートを決めてエヴァートンが勝ち越しに成功。試合はそのまま終了し2-1でエヴァートンが勝利した。


試合のポイント

・CK後のディフェンス
試合でよくあるのがCKではしっかり相手選手をマークをしていても、CK後はマークがズレたりしてしまいがちです。
この試合ではCK後からの得点が両チームにありました。

ウルブスのネービスの得点もCKで一度クリアされた後の攻撃によって生まれました。左SBのノウリが深い位置までドリブルで侵入できたことあり、エヴァートンDFが完全にボールウォッチャーになってネービスがフリーになっていました。

またエヴァートンの勝ち越しゴールもCKで上がっていたCBのキーンが一度はクリアされますが前線に残っていて、途中出場のアンドレゴメスのクロスに頭で合わせました。


・2人のレフティー
両チームともにボール非保持はブロックを作って対応する形でした。この試合を通してどちらもなかなかお互いのブロックを攻略出来なかったです。

それでもウルブスは右SHネト、エヴァートンはFWのハメスロドリゲスを中心にいくつかチャンスを作りました。

ネトはキープ力がありドリブルで相手DFを剥がすことができるので、ネトがキープする事で他の選手がフリーなりチャンスになる場面もありました。

ハメスロドリゲスは決定機を演出するようなパスが持ち味でこの試合でもハメスロドリゲスからチャンスが生まれるシーンは多く見られました。エヴァートンの1点目はハメスロドリゲスのサイドチェンジが起点となり得点が生まれました。


・ブロック攻略
この試合ではどちらもお互いのブロックを崩せずにパスをひっかけたり、ボールロストが目立ち、シュートまで行くシーンが少なかったです。

ウルブスの攻撃時にはエヴァートンは4-4-2のブロックで対応しました。
ウルブスはビルドアップは安定していましたが、なかなかブロックの中にパスを通すことが出来ませんでした。そのため、ブロックの外でパスを回す形になり、シュートもペナルティーエリアの外からが多かったです。

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一方のエヴァートンもウルブスの4-1-4-1のブロックをなかなか攻略出来ませんでした。エヴァートンはディフェンスラインの背後に走る選手がいなかったのでウルブスのディフェンスラインが下がらず、中盤のスペースも窮屈になってしまいました。

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1点目のシーンではシグルズソンが背後に流れたことで空いたスペースにイウォビが走りこみゴールを奪いましたが、それ以外では裏にぬける選手が少なかったので攻撃が停滞したのかなと思います。


試合ハイライト動画

YouTube (Sky Sports Football)



最後に

両チームともに攻撃の中心選手が欠場で攻撃に迫力がなかったのかなという印象でした。ウルブスはヒメネスやトラオレ、エヴァートンは11ゴールあげているカルバートルインが欠場、リシャルリソンも怪我明けで途中出場ということでどちらも厳しい台所事情でした。

こういう攻め手に欠けるような試合で決勝点になったのはセットプレーからの攻撃でしたし、改めてセットプレーの重要性を認識しました。

エヴァートンにとっては苦しみながらも勝利したのは大きいと思いますし、これから優勝争いに加わっていけるか楽しみです。ウルブスは痛い敗戦にはなりましたが内容的には良かったですし、個人技が高く面白い選手が多いので今後に期待できるチームだと感じました。

ここまで読んで頂きありがとうございました。
次回の「サクッとレビュー」もぜひ読んで頂けると嬉しいです。

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