記憶力をUPしたいなら、睡眠をとりなさい
このnoteはこんな方におすすめ
☑記憶力をUPさせたいひと
☑寝る間を惜しんで勉強しているひと
この記事を読むことで睡眠と記憶力の相関性が分かります。
これにより、読書や勉強したことを健康的に覚えることができます。
■著者:ゆっけ
宮崎で100年以上続く本屋の5代目。脳科学を勉強し、それを活用した読書で月に60冊の読書に成功。読書に関する企業案件や電子書籍執筆を発信を通して依頼された。現在は、効率の良い読書法や勉強法の情報発信のほか、Twitterのインフルエンサーイベントの主催などを個人でやっています。
■今回のピックアップツイート
※毎回の記事のテーマは、私の反響の高いTwitterの投稿を元にしています
今回は下のツイートの詳細を深掘りします。
■睡眠と記憶の容量の関係性
私たちは睡眠をとると、脳がリフレッシュされ、新しいことを学ぶ準備が整うと言われています。
脳の「海馬」という部分で情報を一時的に記憶するのです。
しかし、海馬もUSBメモリーのように記憶の容量に限界があります。
そこで、脳の容量を空けるために、睡眠がカギになるのです。
ここで、睡眠と記憶に関して以下の実験が行われています。
健康な若い大人を無作為に2グループにわけた。一方のグループは昼寝をとり、もう一方のグループは昼寝をとらない。正午には100人の顔と名前を覚える記憶作業をしてもらう。
その後昼寝グループは90分の昼寝。昼寝をとらないグループは、ずっと起きていて、インターネットの閲覧やボードゲームなど、頭をあまり使わない活動をする。
そして、同じ日の午後6時に、両グループも先ほどとは違う100人の顔と名前を覚える作業をした。
この実験の結果、ずっと起きていたグループの人は、時間がたつにつれ新しい情報を記憶する力が落ちていきました。
また、反応速度を測るテストも同時に行ったところ、集中力は落ちていなかった。
つまり、集中力はそのままでも、記憶力は落ちているということです。
一方、昼寝をとったグループは、2回目の記憶作業のほうが、記憶力が向上してました。
とくに2回目の作業のテストの結果は、昼寝グループのほうが20%も成績もよかったのです。
これによって、睡眠をとると脳の記憶の容量が空くことが分かったそうです。
■睡眠で記憶力が高まる理由
先ほど短期的&小容量の記憶の保管庫として、「海馬」が存在するとお話しました。
一方、長期的&大容量の保管庫として、「大脳皮質」という部分があります。
睡眠中、海馬に入った新しい情報は大脳皮質に移動します。
こうして睡眠中に海馬の中がきれいに掃除されるので、起きた時にまた新しい情報を取り入れることができるのです。
つまり、学習や読書をしてから眠ることで、新しい記憶が脳に定着するのです。
ぜひ、この流れを組み込んでみてくださいね。
■忘れるためにも寝ましょう
皆さんにも忘れたいことはあると思います。
先週イオンに車を停めた場所、トラウマになった体験など....
こういう時は積極的に眠って、情報を忘れましょう!
この情報を忘れる利点は、記憶の容量を増やすだけでなく、脳が必要な情報を探すときに、すぐ見つかりやすいことです。
以下の実験がありました。
パソコンの画面に現れる単語を覚える。1つの単語が現れるたびに、緑色の「R」か赤色の「F」が出てくる。Rの前に出てきた単語は覚えて、Fの前に出てきた単語は忘れるという指示がでた。
この結果は、睡眠によって「R」の単語が脳への定着率が格段に上がりました。
また、「F」の単語は忘れられていました。
一方、睡眠をとらなかったグループは、「R」と「F」の違いが見られませんでした。
こう考えると、睡眠はとても賢いことをしていることが分かりますね。
■さいごに
今回のまとめは以下の3つです。
①睡眠をとると記憶力が大きく向上する
②この仕組みは大脳皮質に一時保存された記憶が移動されて、記憶の空き容量が生まれるから
③睡眠によって忘れる役割を果たす
ぜひ、勉強(読書)と睡眠を組み合わせて、効率を高めていきましょう!
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参考文献:睡眠こそ最強の解決策である
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