「不便性」マーケティング
これからnoteで、学んだことのアウトプットをしていこうと思います。
XTRENDで読んだ記事なので、著作権等でどこまで書いていいのかわからないため、大枠を。
コロナによって消費は大きく変化しました。
withコロナの消費者は「不便をむしろ楽しみ、意義を見出している」。
たしかに、自粛期間はもちろん、元の生活に戻りつつある今でも、大学の授業がオンラインだったり、テレワークになっていたりと、「自分の時間」が増えたと思います。
記事で「不便益」という言葉が紹介されていました。
意味は、不便を乗り越えることで、主体的に行動したり、考えて工夫したり、気づきや発見を得ることができること
「不便益」とはなにも新しいものではなく、コロナ前にも注目されていたそうです。
考えてみれば、写ルンですやチェキなど、現代ではスマホで簡単に撮れる写真をわざわざ「不便」な手段でそれを楽しんでいます。
また、IKEAの家具を自分で組み立てなければいけないことにも、「IKEA Effects」と名前までついている、その「不便」さの先にある愛着や作業自体を楽しむことが設計されています。
数年前にDIYが流行ったのも「不便性」が要因の1つなのかもしれません。
withコロナの消費者へのアプローチ
コロナ以前、「時短レシピ」「簡単○○」などという謳い文句をよく目にしました。そのため単に効率性、合理性、経済性を追求すると、コモディティー化に繋がり、レッドオーシャンまっしぐらです。
より便利に、より安く、より速くなどの考えをやめ、逆に発想し、あえて「不便性」を生み出すことが今後は大きな差別化要素の1つになるのだと思います。
ただ私が疑問に思うのが、この「自分の時間がたっぷりある」という状況がいつまで続くのかということです。元の生活に限りなく近くまで戻った時、また「効率性、合理性、経済性」を求める世界に戻るのか、「コロナで自分の時間を大切にすることを知ったから、時短よりじっくりこだわりたい」と考えるようになるのか。