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なぜAI-CONからGVAに名称変更したのか?(プロダクト名称変更の思考プロセス)

少し遅くなりましたが、2021年11月25日にAI-CONシリーズからGVAシリーズにプロダクトのリブランディングをしました。その背景についてnoteを書いてみようと思います!


AI-CONにした理由

AI-CONシリーズにした理由はシンプルに最初のAI契約書レビューのプロダクトがAI contractの略称でAI-CONとしたところからスタートしました。その後にリリースされたAI-CON登記やAI-CON Proもシリーズ名にのっけたという意味が大きかったです。

AI-CONという名称の不都合性

まず、よく言われることですが会社名とプロダクト名は一致すべきという点で一つ壁にぶち当たりました。色んな会社やサービスがある中でどうしても認知が分散してしまっていました。

さらに、ここがかなり鬼門だったのですが、AI-CONは「アイコン」と読むのですが、「エーアイコン」と読む方が非常に多くインサイドセールスがかなり苦戦することになりました。

いずれにせよ、どこかのタイミングで会社名なりプロダクト名なりを変更しないといけないという問題意識がありました。しかし、GVA assist(当時AI-CON Pro)の立ち上げフェーズが2020年頭から続き、僕が事業責任者も兼任していたということもあるので、なかなか変更の意思決定ができずにいました。

2021年の下半期に入った頃にビジネスサイドの再現性が出てきたことから、事業責任者を取締役/CLOの康さんに引き継ぎ、このリブランディングに着手しました。

問題はどのような名称に変更するかです。

リブランディングの選択肢

リブランディングするにあたっては下記の選択肢を検討しました。

  1. 会社名をAI-CONに変える

  2. プロダクト名を全く別のものに変える

  3. プロダクト名をGVAシリーズに変える


1.会社名をAI-CONに変える

一般的に会社名とプロダクト名が異なる場合にプロダクト名に会社名を揃えるというパターンが多いのではないでしょうか。ユーザーは会社と接するというよりはプロダクトと接するため、ユーザー視点で親和性があるプロダクト名を会社名にするというのは自然な流れだと思います。

また当初から会社名とプロダクト名を一致させていても、最初のプロダクトがPMFするとは限らず、ピボットした時にどうしても別名称でプロダクトを出さないといけなかったり、コンセプトが変わってしまう場合もあるからだと考えてます。

GVA TECHの場合に当てはめると「AI-CON株式会社」になります。「エーアイコン」問題も出ますし、会社名としては弱そうでどうにもしっくりこなかったので早い段階でこの案は却下されました。

2.プロダクト名を全く別のものに変える

全くゼロからプロダクト名を社内でもアイデアを募っていっぱい考えました。(おそらく100個以上アイデアを出してもらったと思います)

僕的には法務を加速させるという意味で「法務ラン」という名称にしたかったのですが、暴動寸前の騒ぎになり却下されましたwあわよくば、会社名も「法務ラン株式会社」というのもワンチャンあったと思っていたのですが・・・

なんだかんだガチャガチャ議論した上で新しいプロダクト名でこれっていうのは思いつきませんでした。

3.プロダクト名をGVAシリーズに変える

最終的にはこの案で決着しました!理由はざっくり下記です。

  1. 会社名とプロダクト名の一致で今後の認知度向上の施策の効率性が上がる

  2. 今後、新プロダクトを出す際も違和感なくシリーズ化できる

  3. GVAの認知度もAI-CONに劣らずあったのでマイナス面はあんまりない


GVAシリーズに変えるのが決まってからはGVAの後ろにつけるものを考えました。

・良いサービスは動詞で表される、悪いサービスは名詞で表される
・名詞は専門家のため、動詞はみんなのため
・ユーザーが達成したいことは何か、ユーザーがやろうとしていることを反映すべき
・法律用語や専門用語は避ける
・テクノロジーではなく、タスクを表す名称にする
・略語は使わない、ユーザーが理解できる言葉を使うべき

Good Service ルーダウンより

上記も参考にしつつ、結果として下記になりました!

具体的な名称の検討

GVA NDAチェックやGVA 法人登記はある意味そのままなのでわかりやすかったですが、GVA assistにするかどうかについては正直かなり難航しました。

最終的には下記あたりが有力でした。
・GVA Legal Docs:
契約書っぽさもあるしかっこいいが、エディタ感が出るのが懸念

・GVA Review:
今のAI-CON Proを上手く表しているが、AIレビュー感のみを無くしていきたい今後の方針とずれる

・GVA Contract Assist:
あくまでも人が主役でサポートツールという今後の方針に合うが、少し長い

・GVA Brain:
名前はかっこいいが、めちゃめちゃ強力なAIが自動修正してくれそうでミスリードになりそう

直感的にどの領域のサービスかわからないかもという懸念はありましたが、一番実態を捉えているということで「GVA assist」で決定しました!


名称変更後の反応

GVAシリーズはわかりやすいということで概ね好評を得ています!

名称変更後も「GVA 登記簿取得」という新サービスをリリースしてますが、自然にGVAシリーズとして馴染めてます!

ずっとAI-CONシリーズから変更したいという思いはあったので、2021年中にプロダクト名称もロゴの変更もできて2022年の飛躍に向けてめちゃめちゃスッキリとしてます。

今後もGVAシリーズを宜しくお願いします!

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