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オールブラックス、デュアルプレイメイカーとしてボーデン・バレットとペアを組むのは?

日曜日にパースで行われるオールブラックスのワラビーズとの戦いで、ボーデン・バレットが今年2回目の10番ジャージを手にすることは、ほぼ確実です。

現職のピボットであるリッチー・モウンガが出産の為にニュージーランドに残る為、今年の大半でプレーメイキングの二番手を演じていたバレットが、オールブラックスのファーストファイブのトップに立つための道が開かれました。

しかし、オールブラックスが2019年から採用しているデュアルプレイメイキングの役割を、バレットが誰と組むのかはあまり定かではありません。

オールブラックスのイアン・フォスターヘッドコーチは、過去2シーズン、モウンガとバレットがファーストファイブとフルバックのコンビとして活躍できなかったことから、今年は2人のスター選手を10番のジャージを巡って直接対決させることで状況を変えました。

その結果、バレットが着ていたフルバックのポジションに空きができ、ダミアン・マッケンジーがその最有力候補として浮上してきました。彼は今までの5回のテストのうち4回で15番を着て出場しています。

オールブラックスがパースのオプタススタジアムでワラビーズとのブレディスローカップ完全制覇を目指す中、今週、マッケンジーが再び先発メンバーに選ばれても不思議ではありません。

しかし、クルセイダーズとマオリ・オールブラックスのハーフバックであるブライアン・ホールによると、マッケンジーのフルバックのライバルであるジョーディー・バレットは、兄のボーデンとの相性が良いため、先発起用される可能性があるとのことです。

ボーデンと同様、ジョーディも今年のテストには1回しか出場しておらず、それは先月のダニーデンでのフィジー戦でフルバックとして出場したものです。

偶然にも、その試合はボーデンが今季唯一のテストに先発した試合と同じであり、2019年のワールドカップ以降、兄弟がデュアルプレーメーカーのスキームで選ばれるのは2回目だった。

しかし、ホールはAotearoa Rugby Podで、モウンガをはじめとする第一線の選手が不在の今週の試合は、バレット兄弟がオールブラックスのスターターとしての価値を証明するチャンスであると語りました。

「機会を与えるということであれば、ジョーディをフルバックで起用するのもいいかもしれませんね」とホールは語り、今年のテストレベルでのマッケンジーの努力を認めました。

「コンビネーションについて言えば、確かにダモは今シーズン信じられないほどの活躍をしていますが、あの兄弟コンボについて言えば、人々がどのようにプレーするかを理解するのに、実際には多くの時間を必要としないのです」

元オールブラックスのフッカーであるジェームズ・パーソンズは、この状況を別の角度から見ており、バレットが10番のジャージを恒久的に取り戻すための最初のオーディションで活躍するためには、バックラインのさらに外側にいるチームメイトに頼ることになると、Aotearoa Rugby Podに語っています。

2014年から2016年にかけてオールブラックスで2つのテストに参加したパーソンズは、マッケンジーがバックラインの中で最も重要な人物の一人となり、バレットがプレーメーカーとして直面するであろうプレッシャーを和らげてくれるだろうと述べました。

「その中の一人がダミアン・マッケンジーで、もし彼がフルバックに留まるのであれば」と、元ブルースのセンチュリオンはAotearoa Rugby Podに語っています。

「私は、ボーディとダモのデュアルピボットの役割を見るのがとても楽しみです。彼らがフィールド外でも素晴らしい仲間であることは知っています」

「2人はゴルフが大好きなので、この2人の間にちょっとしたモジョ(魔術)があれば、ボーディが常にファーストレシーバーになる必要がなく、常に後ろのキックスペースを探す必要がないという点で、エキサイティングなことになると思います」と語っています。

さらにパーソンズは、オールブラックスがモウンガ、アーロン・スミス、サム・ホワイトロックの欠場により先発メンバーを大幅に変更することが決まっているため、フォスターにとっては他のメンバーの変更を最小限に抑えることが優先事項になるだろうと付け加えました。

「彼がどうなるのか見てみたいと思っています。ジョディはフルバックに戻る価値があると思いますが、私はただ一貫性を保ち、あまり大きな変化がないことを望んでいます」

「チーム内にはすでに多くの変化がありますが、可能な限り重要なポジションには人を配置しておくべきだと思います。このような機会に参加する選手のために類似性を保つことで、混乱を少しでも減らすことができると思います」


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