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ラッシー・エラスムスと南アフリカラグビーに対しワールドラグビーが声明。

スプリングボクスのラグビーディレクター、ラッシー・エラスムスが、ライオンズとのファーストテストでのレフェリングを批判するビデオで物議を醸したことにより、司法聴聞会に出席することになったと、ワールドラグビーが発表しました。

エラスムスは先週、62分にも及ぶビデオを公開し、ニック・ベリー審判とその関係者を批判しました。エラスムスは、レフリーの欠陥を指摘するだけでなく、ベリーがスプリングボックのキャプテン、シーヤ・コリシ選に相応の敬意を払っていないことを示唆しました。

このビデオには大きな批判が寄せられ、ラグビー・オーストラリアは先週金曜日に発表した公式声明の中で、事実上、ワールドラグビーに対策を求めていました。

ワールドラグビーの声明にはこう書かれています。

「南アフリカとブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズとの間で行われたテストシリーズでのマッチオフィシャルのパフォーマンスに関するコメントについて、南アフリカのラグビーディレクターであるラッシー・エラスムス氏とSAラグビーは、独立した不正行為に関するヒアリングを受けることになります」

「マッチオフィシャルはスポーツを支える存在であり、彼らなくしてゲームは成り立ちません。ワールドラグビーは、マッチオフィシャルの選択、パフォーマンス、誠実さを公に批判することは、彼らの役割、確立された信頼ベースのコーチ・オフィシャルのフィードバックプロセス、そしてさらに重要なことには、スポーツの中心にある価値観を損なうものであると非難します」

「入手可能なすべての情報を精査した結果、ワールドラグビーは、両チームの個人がマッチオフィシャルの選択やパフォーマンスについてコメントしたことを懸念しています」

「しかし、ラッシー・エラスムスがビデオ・アドレスの中で行ったコメントの広範かつ直接的な性質は、特にワールドラグビー規定18(不正行為と行動規範)の違反とみなされる閾値を満たしており、今後、独立した懲戒委員会によって検討されることになります。懲戒委員会の日程と委員は追って決定されます」

「ワールドラグビーは、両チームの経営陣に対し、この分野の重要性と、スポーツの価値に関する義務を再認識させました。スポーツの健全性とその価値を守るために、ワールドラグビーは、このような性質の事件に関連する行動規範を見直し、範囲、規則、制裁を強化することも視野に入れています」

「他のテストシリーズと同様に、南アフリカ対ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは、大きな興奮と関心を呼ぶラグビーのショーケースであり、スポーツや社会にとって困難な時期であるからこそ、なおさらです。両チームとその経営陣にとっては、ラグビーとその価値が最大限に発揮される素晴らしい例として、積極的に模範を示し、観戦に集中する機会となります」と述べています。

南アフリカラグビーは次のように回答しました。

「SAラグビーは、ワールドラグビーが提起した告発に留意し、指定されたチャンネルを通じて対応する。メディアの皆様には、プロセスが完了するまでSA Rugbyからのコメントはありませんのでご了承ください」とのことです。


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