自分から見る自分と、他人から見た自分
おそらくこれはかなり違う。
外見も内面も。
寝癖がしっかり直らずモヤモヤしていても、他人はほとんどそんなところを見ていない。
靴擦れをして歩き方がとてもぎこちない。そんなことは人は気にも留めない。
神経質すぎてこんな自分が嫌だ。そんなところはもっと見えない。
では、他人は自分のどこを見ているのか。
答えはどこも見ていない。
自分なんて自分の思っている以上に見られていない。
自分自身で外側からの自分を意識しても、自分を上回る視線で他人は自分を見てくれない。なにより他人は自分以上に自分に関心を持っていない。
自分がおかしなことをしていると思っても、もしおかしなことをしていても、他人はそこまで気にしないし、気にかけてもくれない。
勝手に見られている気になって、清く正しくあろうとする膨大なエネルギーは、わずかに蛇口をひねるくらいの放出で良さそうだ。
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