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【19】『奇跡の洗濯バサミ』~(1)意識がなくなる直前

2021年7月のとある夜、自宅で晩酌した後、お酒の弱い自分はいつものように眠くなり、20時過ぎに2階の寝室で寝に入った。
21時頃に目を覚まし、普段ならお酒を飲んだ後の目覚めは酔いが覚め、少し楽な気分になるが、この日は普段と違ってた。

呼吸をしても吸い込んだ空気が体内に思ったほど入ってこなく、更に深呼吸をしても、やはり思いの外空気が入ってこない。
・・・
まだ、酔いが覚めていないのかと横になり、数分後に目が覚めるもやっぱりおかしい。
気分も悪くなっていた。
・・・
このままここでじっとしていても事態は変わらないと思い、1階で家事をしている妻に状況を伝えに行くことにした。

自分:「目が覚めてから、なんか気分が悪いんだ」
妻:「・・・」
妻が手を止めて話しを聞く。
自分:「なんかいつもと違うんだ」
顔が青ざめている自分を見た妻は、異変に気付き、
妻:「・・・、救急車呼ぼうか?」
自分:「そうしてくれるかな」

(続く)

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