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ベンチャーキャピタリストの仕事   ①ファンドレイジング

福岡でベンチャーキャピタリストになって1年が経ち、日々考えたことや思ったこと、これから起業する人・ベンチャーキャピタリストになりたい人の役に立ちそうなことを、徒然なるままに書いていこうかと思っています。

ベンチャーキャピタリストの仕事の中でも、今回は、ファンドレイジングについて、説明していきたいと思います。

ベンチャーに投資をするにしても、資金がなければ投資はできませんので、ファンドレイジングは、ベンチャーキャピタルを運営する上で、一番大事な仕事です

ファンド(Fund=基金)レイジング(Raising=立ち上げる)とは、投資家の方や事業会社に、我々はこういう方針で投資を行っているので、お金を預けてみませんか?というご案内をして、ベンチャーに投資をする資金を集めることです。ベンチャーと同じように、ベンチャーキャピタルも資金調達を行って、ファンドを組成しているわけですね。

投資家にご案内するときには、どのような会社に投資を考えているのか、どのような経済的なリターンが想定されているのか、また経済的なリターン以外にも事業的なシナジーを提示できるか等、説明し、資金を調達します。

投資家や事業会社の経営層に説明するといっても、なかなかお会いするのは難しいですよね!ファンドを運営する人の業績や信頼があってこそ、そのような方々にお会いして、ご説明できるのだと思います。

よくあるファンド組成パターンは以下の3つになります。
① ベンチャーで成功した人が、成功して得た資金を元手に、他にも投資家 
  を募り、ファンドをつくる
② ベンチャーキャピタルで働き、そこで実績を作って独立してファンドを 
  つくる
③ これまでの業績や経歴で信頼を得て、資金を集めてファンドをつくる


この人(GP:General partner)であれば、きっと面白いベンチャーに投資して、経済的なリターンももたらしてくれるだろうと、企業や個人に信頼してもらえて始めて、お金を預けていただけるのだろうと思います。だいたい約10年お預かりして、ファンドの運営を行っていくので、10年間信頼できる人となった場合、それをクリアするハードルの高さは理解できますよね!

私はまだVC2年目で、ファンドレイジングができるGPにはまだまだですが、いつかは出来るように、少しずつ目の前の仕事を進めて、実績を積んでいければと思っています。

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