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施工スタートから完了まで。(その2)

こんにちは。しー(ツマ)です。

本当は、オープン前に公開したかったこの記事ですが、準備がバッタバタで間に合わず、3/22の今、なんとか書き上げています。(冒頭はオープン前に書いたものなので、少し時系列が変ですが、どうかご了承ください。)

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三寒四温であったかい日と寒い日が文字通り交互にきていたり、コロナがはびこって大変なことになっていたり、そんな日々は続いていますが、gururiはオープン日が決まり、オープン前の最終調整に入っています。

職人さんに依頼していた分の施工が終わってからは、自分たちでこつこつDIYでお店作りを進めていたのですが、それもほぼほぼ終わり、完成間近になってきました!

今回は、施工スタートから完了まで。(その2)として、職人さんの施工後の様子をまとめていきたいと思います。


gururiのやることリスト

まず、gururiのやることリストを出してみました!

・床塗装
・机製作
・トイレ
・棚製作
・キャッシュカウンター製作
・厨房の大掃除
・キッチン棚取り付け・整理
・物置の棚つけ
・看板製作

おおぅ…なかなか膨大…。「終わるのかな…これ…」とカズさんとふたりでちょっと途方に暮れました(笑)これ以外にも、業者さんの選定や、食器選び、諸々の手続き関係等などやることは山積みです。

あと1ヶ月半で間に合うのだろうか…(笑)と言いつつ、自分たちでやれるのが嬉しくて楽しくて「なんとかなるなる!」と嬉々として作業始めました。


必要なもの・便利だったもの

床塗装をはじめ、DIYを通して便利だったものも一緒に記録してまとめておきます。これが全てではないんですが、使ってみて「これは便利ー!」ってなったものをピックアップしてみました。参考になれば嬉しいです!

不織布つなぎ(これオススメです)
ポリエステルヤッケ(つなぎの上にヤッケ着ると最強)
ウエス(大きめが使いやすい)
使い捨て塗料容器
養生ビニール(テープ付きマスカー)これ必須!
ブルーシート(薄手のロールタイプ)
養生テープ
インパクト(コードレスのタイプの電動ドリル)
水平器


まずは床から!

とにもかくにも、まずは床からスタートです。床が終わらないことには、椅子もテーブルも置けませんもんね!

綺麗にクロスを貼っていただいたので、丁寧に養生をして床をどんどん塗っていきます。職人さんに聞いた床塗りのコツは「板目に沿って塗っていくこと」。

2人で頑張ったんですが1日で終わらず(塗料が足りなくなった…)、2日かけて塗りました。


机製作と、椅子たちと。

椅子はアンティークのものをひとつずつ自分たちで選んだので、それに合うようにビンテージぽく塗って机を仕上げていきます。もともとテーブルサイズに職人さんに切って頂いてた板の板目を変えたくて、好きな感じの木目の板を1枚ずつ貼って固定しました!

選んだ椅子たちと合わせると、アンティーク感と無骨な感じが合わさっていい感じです。


同時進行でキャッシュカウンターも製作!

机と同時進行で、キャッシュカウンターも製作です。

収めたいものを書き出して、それぞれのサイズを測って…こちらもカズさんが頑張ってくれて、わたしたちが収めたいものをすべて収められるように、いちから作ってくれました!

やっぱり、ぴったり入れたいものが収まるのは気持ちがいいし、使いやすいです。


厨房の大掃除がとりあえず大変

うちは居抜きで契約したのですが、厨房機器のほとんどは物件に置いてあったものをそのまま使うことに。でも、かなり年季も入っていたので、相当な大掃除が必要そうでした。

(ちなみに…業者さんに見積をとってもらったら「あぁぁ…これは大変ですね…」と声が漏れるくらいな感じで、おおよそ10万ほどだったみたいです…)

これは、もう自分たちでやるしかない。もう徹底的にピッッッッッッカピカにしました。してやりましたぞ!


冷蔵庫が…入らない!?

そして、きれいになった厨房に入れるべく、業務用の大型冷凍冷蔵庫を購入。いそいそとわたしたちがテーブルやらを作っている途中、購入していた業務用の冷凍冷蔵庫が届きました。

でも、まず入り口のドアを見て配送の方がぽそっと

「入るかな…」

え?…ちょっと、入るかな?、ですか?

えーーーー!大問題発生です。

ひとまず、なんとか入り口はくぐり抜けたのですが、その後の厨房入り口の幅が狭くて、なかなか作業が困難なようで…

もういっそのこと、冷蔵庫を眺めるカフェにしようか…と本気で思ったくらいです。

数時間、配送の方が悪戦苦闘してくれたおかげでなんとか入りました…。ほんとよかった…。


ななめの壁

うちのお店は3階建ての1階部分なんですが、入り口のところに階段の裏にあたるななめの壁があるんです。

ちょっと変わっていて、好きなスペースなんですが、ここをどう使うかふたりでかなり悩みました。

なんにも置かないという選択肢もあったのですが、わたしたちが元々作りたかった「本がいっぱい置ける棚」をここにしようかな、と。

そして、板を打ち付け、ななめの壁を利用した本棚を作りました!奥の本を取るときは、どうぞ体勢をななめに、うまく入り込んでくださいね。ひひひ。


椅子たちが届いた!

そして!待ちに待った、アンティークの椅子たちがうちにやってきました!

ひとつひとつ、座っては眺め、座っては眺めて決めた椅子たち。もう愛着がわきすぎて大変です。

いざ置いてみるとまだ少しスペースがあったので、追加で2つ購入。ひとつひとつが違う顔の椅子なので、お気に入りを見つけるのが楽しみのひとつになってくれたらいいなぁ。

カウンターの椅子も、クリエイターさんに作っていただいたひとつひとつ表情が違う可愛いスツールです。


こだわったトイレの空間

トイレ、ってほんと大事だと思うんです。

トイレがきれいでおしゃれなお店はいいお店、な気がするので、とにかくトイレにはこだわりたかったわたしたちです。

もともとついていた手洗い場は、ちょっと味気ない白い板だったので、そこを思い切ってすべて木にすることに。カズさんが緻密に木を合わせて頑張ってくれました。

鏡や、小物、トイレタリーもひとつひとつ自分たちで選んだり作ったりして、ずーっといたくなるような居心地の良いお手洗いに。なので、トイレはわたしたちのお気に入りポイントです。

カズさんが描いたお気に入りの絵も飾ってあります。


看板は

さて。外観の大事な部分「看板」ですが、うちは壁につける看板とイーゼルのような形の看板の2つを考えていて、イーゼルは自分たちで作る予定にしています。手伝いに来ていた弟が基礎を、カズさんが仕上げをして、完成させました。


事務手続きも同時進行

そんな中、わたしは保健所と消防署の手続きに向かいます。

数日後、お店の点検に来ていただき、無事に手続完了です。


お店の中の微調整をいろいろと…

オープン間近になってきて、お店の中の微調整を色々としていきます。

カウンターは日がとてもよく差し込んで気持ちのいい席なのですが、天気のいい日はちょっと眩しい…。なのでウッドブラインドをつけることにしました!

以前作っていたオープン前用のショップカードにはきちんと住所を載せていなかったので(そもそも融資おりるかなぁ…と不安だったので、物件はすでに決まっていたんですが、住所を乗せることにちょっと引け腰になってました。笑)、新しくきちんと住所と地図が入ったショップカードを制作しました。

ロゴに合わせたシンプルなデザインです。

ちょっとした小物も。

カズさんはメニューとカード立てを、わたしはミシンでコースターを、せっせと作ります。もう、ふたりとももはや何屋さんかわかりません(笑)


gururi、取材を受ける。

そんな感じで準備を進める中、なんとgururi、2件も取材を受けました。こんなちいさなカフェを取り上げてくださって、ありがたい限りです…。

ひとつ目は、滋賀の情報をブログで発信しているfumika(@nnf_57)さん。

ふたつ目は、ピースマムというママ向けの滋賀情報を発信している団体のインターネットサイト「シガマンマ」さんです。

どちらも素敵に記事にしてくださって、本当にありがたい限り…。

シガマンマさんについては、view数が伸びに伸びて、なんと週間アクセスランキングの1位にまで!!もう、ただただびっくりです。(結局、view数は1万を超えていました…ひぃぃ)


ポスターは思い入れのある作品たちばかり

お店を作り始めたときから、お店には大きなポスターを飾りたいと考えていたのですが、そのポスターをクリエイター仲間に作っていただくことに。

せっかくなので、「gururiをイメージしたポスター」というコンペ形式にさせていただいて、応募作品の中から本当に僭越ながら選ばせていただきました。(そのことについては、本当に思い入れのあるコンペになったので、また後日note書きたいなと思ってます)

メインの壁に飾るポスターは、あやちょ(@smore_design)の作品。

そしてこちらのとあじゃぱ(@toajapa_illust)ちゃん、うちこ(@uchicolab)さんの作品も店内に飾らせてもらうことにしました。


そして、最後の仕上げ!

そして、オープン前日。

店名をつけて、完成です。gururi、完成です。


さて、ここからがスタート。

施工が始まった1月から、約2ヶ月をかけてわたしたちのお店「gururi」が出来上がりました。

長かったのか、短かったのか、うーん、今考えてもどっちかわからない不思議な時間の流れの2ヶ月間でした。

テーブルひとつ、棚ひとつとっても、全てに思い出も思い入れもたくさんたくさんあります。

こうやって作ってきた自分たちのお店で、たくさんの方がほっと一息ついてくれたら…そしてその光景をわたしたちが眺めていられたら…そんな幸せなことはありません。

(今このnoteを書き上げているのは3/22。すでに、その夢がひとつ叶って感無量になっています)


さて。

gururiはここからがスタートです。

みなさんに愛されるお店になるように、夫婦で力あわせて頑張っていきます。


どうぞどうぞ、みなさまgururiをよろしくお願いいたします。


しー(ツマ)でした。

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