施工スタートから完了まで。(その1)
こんにちは。しー(ツマ)です。
かなりお久しぶりの投稿になってしまいました。
1月6日にgururiの施工が開始してから怒涛の1月が過ぎ、1月26日、職人さんたちにお願いしていた部分の施工が完了、無事に引き渡しとなりました。
instagramではちょこちょこと途中経過をアップしていたのですが、せっかくなので(ちょっと長くなるけど)自分たちの記録としても、noteにまとめていきたいと思います。
施工をどこに頼む?
12月中旬に融資審査が通り、まず悩んだのは施工をどこに頼むか?ということでした。
わたしたちは移住組なので、滋賀に施工関係のツテや知り合いもおらず…。ネットで沢山検索して見つけた何件かの業者さんに、飛び込みで見積もり依頼をして、現地調査もしていただきました。
皆さんとても良い方ばかりだったのですが、それでも、密なやり取りが重要な施工をお願いするとなると、少し不安で…。
そんな中、カズさん(オット)と相談して候補に上がったのがわたしの弟。
弟は地元(岡山)で住宅資材の会社に勤めていて、以前店舗の施工を担当したという話をしていたのがふと頭をよぎり、「遠いけど…可能なのかなぁ…」とダメ元でお願いしてみると、「頼んでくれるなら全力でやるで!」とすんなり快諾。
諸経費(職人さんたちの交通費や宿泊代)などを考慮しても、やっぱり気心の知れた(何でも相談しやすい)弟に頼むのがベストだ!となり、ホテルの手配などこちらでも協力しながらやっていくことに決まりました。
今考えても、この判断は大正解だった!と思います。
何もかもが初めてなので、近隣への挨拶の方法やタイミングはどうしようとかと色々と調べつつ相談しつつ、工事の10日ほど前の夕方の時間帯に近隣10軒ほどへ、粗品と挨拶文を持ってご挨拶に回らせていただきました。(とりあえずドキドキしっぱなしでした)
さて、年が明けたらすぐに施工が開始です。
いよいよ施工開始
1月6日。偶然にも大安だし、ものすっごく天気がいいしで、幸先良く施工スタートです。
うちのお店はもともと和食居酒屋さんだったようで、掘りごたつや柱などがどーんとたくさんある空間でした。居抜きで契約したので、ここを解体するところからスタートです。
解体が思った以上に大変!
元々の和食居酒屋さんは、掘りごたつの下に石を敷き詰めた内装になっていたのですが、この解体と撤去作業が思った以上に大変だったらしく…。
大工さんいわく、期間中一番大変だったのがこの部分だそうです…。(弟も大工さんと協力して手伝ってくれました。文句も言わず黙々と作業してくれてほんとありがたい…)
ものすごくものすごく嬉しいサプライズ!
そんな大変な解体&撤去作業が一段落した2日目、現場に顔を出すと、弟と大工さんたちがお揃いの服着て作業中。
「職人さんはこういうものなのかな?」なんて思っていたら、しびれを切らした弟が「気づいた?気づいた?」と。
よくよく見てみると、なんとなんとなんとgururiのパーカーを着てるじゃないですか!!!
なんだよー!泣いちゃうじゃないか!
よくよく話を聞くと、このパーカーの件、提案してくれたのはうちの父だったそうです。弟は、父からの提案受けてノリノリでデザインやら手配やら大工さんへの段取りやらやってくれたみたいで…。
それを着てくれる大工さんも粋すぎて、ひたすら感動の2日目でした。
どんどん出来上がっていく内装
施工が始まってからとりあえずびっくりしたのが、職人さんの仕事の早さ。もう、本当に文字通りあっという間にどんどん出来上がっていくんです。
プロの仕事とはこういうことだな、、と毎日毎日感動しきり。。。職人さんたちの仕事を間近で見れたり、話を聞けたりして、わたしたちにとってとても貴重な時間でした!
本当にありがたい家族の協力
施工中、家族が手伝いに来てくれてクロス剥がし等色々と手伝ってくれました。(まるで職人のようです。)
「ここはこうしたらどう?」「あれはどうするのがいいかな」等など、提案してくれたり、一緒に考えてくれたり、自分たちだけの判断では不安な部分もサポートしてくれて、本当に心強い味方!ありがたい限りです。
出来ることは自分たちで
自分たちのお店だからこそどんどん自分たちでも手を入れたい!
そんな思いで、出来ることは自分たちでもどんどん進めていきます。
もちろん、全部を専門家(職人さんや業者さん)に頼んで、ぴっかぴかにしてもらう方法もあるのですが、そうではなく、例えば、壁がぴっかぴかにとぅるっとぅるに塗れなくても、自分たちで塗ってちょっとでこぼこした箇所があるのが味だったりすると思うんです。(むしろそういう味は残したいな、と。)
もちろん、お店としてお客さまをお迎えするわけだから、ぐちゃぐちゃなものは絶対に出したくないけれど、でも、やっぱり自分たちの「理想」は自分たちで手を入れていきたい。そうやって作ったお店で働きたい。
そして、gururiに来てくださった方が、自分たちが作った空間を「いいね!いいね!」と思ってくれたら、それ以上の幸せはないと思うんです。
だから、丁寧に、自分たちで手を入れていきます。
施工は宣伝になる
お店で準備が進んでいると、道行く人が「なになに?」と興味を持ってくれて、たくさん話しかけてきてくださいました。
「施工が始まったらそれ自体が宣伝になるよー」と聞いていたのですが、ちょっとずつ投稿をしていたgururiのインスタアカウントのフォローをしてくださる方が早々に100人を超えました!
そこから少しずつ伸びていって、今は180人近くの方がフォローしてくださってます。本当に本当にありがたい…。大きな宣伝もせず、施工の様子や自分たちが準備している様子をあげているだけなので、こんなにたくさんの方にフォローしていただいてびっくりです。(嬉しすぎる!頑張らねば!)
施工が始まって一気に増えたので、やっぱり「施工は宣伝になる」は本当のようです。
ちょっとしたトラブルもあったけど
「開業したらいろんなトラブルあるよー」とは聞いていたけど、例に漏れずわたしたちにもちょっとしたトラブルがあって、少し凹むこともありました。
でも、たくさん話し合って、気持ちも切り替えて解決です!
きっとこれからこんなことなんてざらにあるだろうし、その予行演習と思って前に進んでいきます!
そしてついに依頼していた分の施工が完了
そして、1月26日。ついに、施工会社さんに依頼していた分の施工が完了しました。
本当にあっという間だった21日間。
施工会社の弟や、職人さんや、家族や、もちろんわたしたち夫婦ふたりでもたっくさんたくさん話し合って、色んなことを協力しながら決めていった21日間。
たくさんの人が関わってくれて、作っていった21日間。
ずっと自分たちのお店を持つのが夢で、そのお店を弟が先導切って作ってくれて、こんなに愛着のある場所で働けるんだなぁって思うと幸せだなぁと。引き渡しが完了した時、いろんな思いがこみ上げて、ちょっとみんなで泣きました。
もちろん、お店はここで完了ではないし、ここからがスタートなんだけれど、このたった21日間だけでも、たくさんの人の思いや力を身に染みて感じました。
ここから先、もっともっとたくさんの人の手や知恵を借りながら、わたしたちは走っていくんですよね。
そのスタートをこうやって切れたことが、わたしたちにとってとても大きかったし、「絶対絶対頑張るんだ」という気持ちにさせてくれました。
ひとまず、力を貸してくれた弟、職人さん、家族、助言をくれた友人、twitterやインスタで繋がってくださってる方々、本当にありがとうございます。
…ただし!!!!!!
まだ基礎の施工が終わっただけ!(なんだかフィナーレみたいになってるけど!!!)
まだまだぜんっっっっっっっっっっっっぜん終わりじゃないので、ここから自分たちでもしっかり内外装しかりオープン準備頑張っていきます!
(その2)は現在進行中の自分たちのオープンまでの試行錯誤をまとめていきますので、よろしければまだまだお付き合いください。(ちなみに今日ものこぎりや電動ドリルが大活躍中です)
やるぞーーー!
しー(ツマ)でした。
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