アラサーADHD、初めての鍼にいく

頭痛肩こりがキツすぎる。死にたい理由は頭痛肩こり。そんなわけで、人生初鍼治療に行ってきた。6月の話である。
一発で治るとTwitterで何年か前にウワサになっていたこちらを思い出したのだ。

1回8000円。薄給事務員👩‍💼には高い。お人形お迎えしてるだろうと言う向きもあるかも知れないが、あのお金は文字通り命をかけて捻出しているのである……私のQOLは美少女がうちにいることにかなりの部分担保されてる……マジで自分にかけるには8000円って高い。絶世の美少女になれるってんなら出すけどね!人間、金かけてもすぐカサカサになるし、そもそも造形が激しく解釈違いだし、削れないし盛れないしマジままならない。

しかしながら諸氏、今年の梅雨はとにかく辛くありませんでしたか。こんなもんだったっけ?

とにかくボーッとする。ストラテラ余計に飲まなきゃいけない体調なのに、そのせいで飲み忘れる。眠れない。中途覚醒する。悪夢。左半身の肩こりと頭痛と腰痛などなどが繋がり、左半分どぶっと浮腫んでいる。こりがすごすぎてまっすぐ座れない。繰り返す便秘と下痢。会社では微妙に日付や数値の合わない間違い探しみたいなデータを量産。あと、光と音がキツくてトイレに篭る(それは働いてるとは言わないのでは…)。帰れば暗闇の中数十分横たわる。もしくは、運良くたどり着いた風呂に数十分こもる。作った料理は全部焦げてるか生焼けの生ゴミ。

マイ自律神経!完全に!息してない!!

というわけで金曜日に予約の電話した。2箇所以上の治療は倍の受診料がかかるとのことで、一番ヤバいとこはどこかと一瞬の逡巡。頭痛のみ申告する。左こめかみがズキズキ拍動する痛みが、首の後ろまで繋がっている感じなんです……

ところが院長と思しき早口のおじさんに

『頭痛には効かないかも知れないねー』

と言われる。ショック。やってはみるけど、とのこと。そこで肩こりも申告。左側がとにかく重い。こちらは治ると思うとのこと。

時間厳守、守らなければ二度と予約受けませんと言われ、超遅刻魔のADHDわたし、ひたすらビビる。ただ、それだけ言うからには…と治療への期待も高まる。


当日。30分早く建物の前に着く(ビビり過ぎw)。

画像1

そしてビビりすぎて10分以上周りをウロウロする(不審)。

いざ入店。受付済ますとベッドに座らされ、施術衣に着替える。隣のお兄さんがやたら効いた効いたと感動しており、期待が高まる。

まずマッサージ機のようなものでブルブルされた後、いよいよおじさん(やっぱり院長だった)登場。改めて痛いところをヒアリングされた後、鍼を打たれていく。頭痛を主張したせいか頭、顔面にもガッツリ打ってもらうが、思ったより痛くない。エステの脱毛より弱いくらい、刺さってるなーくらいから、本当なんだかわかんないくらいまで。

一通り刺すと動きが良くなったか確認される。されるが、主訴がなんせ頭痛なのでよくわからない。とりあえずまだ痛い。とくに頭の付け根、と訴えて、追加で少し背中など打ってもらって、肩が暖かくなる感覚がある。えっ、肩…?

そして鍼を抜いていく。

抜きおわって立ち上がると、あれ、首が軽い…揉んでも指が入らないくらい硬かった左首が柔らかく、感動する。湿布を貼られる。おじさんにいい口コミ書いてね!と言われ、8000円支払って出る。

駅まで歩いて10分くらいか。最初ルンルンで歩いていたのだが、徐々に身体がめちゃくちゃだるくなる。荷物が重く感じる(バカだから分厚い本とか持っていたの、電車長いから読もうと思って…)そして激烈に喉が渇き、駅前のスーパーで買った麦茶ガブ飲み。電車でも立ってなんかいられない。乗り換えの長いエスカレーターで倒れそうでこわい。這うように帰宅し、そのまま寝た。夕方であったが、目覚めたらわりとしっかり夜になっていてビビった。その日はめちゃくちゃ水飲んだ。入浴せず。

翌日。

鍼から21時間、入浴。昨日追加で打ってもらったところだろうか?背中の左側、肩甲骨周辺が、ぶつぶつ状に少し腫れている。痒みはない。触るとだいぶ膨らんでいる。

閲覧注意

画像2

ただでさえお風呂超絶苦手丸なので風呂に入るのに相当覚悟がいった、昨日の怠さを思い出すと…そんな中このブツブツ登場でもう心が折れそう。ちなみに今肩こりなし、首こりは昨日の爽快感はないが普通。そしてズキズキ頭痛はしっかりある。
これ、耳のすぐ前のズキズキポイント伝えられてなかったか?と訝る。

午後から出かける。

楽しみにしてたお出掛け先に行く前に、もうどうしてもダルくて行きたくなくて面倒で(よくある)何故かモスバーガー寄ってシェイクとポテト食べたんだけど、その後元気になったのは夢中になれたせいかシェイクのカロリーか鍼のおかげなのか…まぁでも頭痛は気にならなくなっている夜。肩こりもなくて寝るのもったいない。


その後1週間ほど怠さと頭痛は代わる代わる現れる。梅雨明けまで半月、頭痛が完全に引くことはなかった。

驚くべきは肩から首への効きっぷり。左側の頭の付け根に2センチほどのどう揉んでもどうにもならないしこりがあって、なんだこれは…となっていたのだが、これが解消。すこし筋が張る程度となり、なんと8月現在もコリはあるがあの時ほど硬くはなっておらず、揉むことも可能。ほとんど回らなかった首が左側に回るようになった。

また、むくみがかなり引いた。これは8月頭くらいまで有効だった。(多分夏バテで、むくみが復活しつつあり悲しい…でも受診前ほどではない。膝下押してもそれほど凹みは残らないし。)

姿勢の悪くなりがちな発達障害者諸氏、ぜひ怖がらず、鍼、体験して欲しい。

ただ、頭痛にきいたかどうかは正直わからない。低気圧と頭痛がある程度連動するたちで、梅雨明けとともに頻度が下がったので、おそらくは効いてないと思う。院長から効かないかもと言われての受診だったので、まぁそりゃしょうがないかな。

お盆あけ酷暑とご時世の諸々にやられて、またドブみたいな体調になったので……もう無理だって段階まで行ったら、また駆け込もうと思っています。財布を温めておかなくてはね。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?