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🌟 奈良 明日香『キトラ古墳』【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】~「国宝キトラ古墳壁画 一般公開イベント」へ行って来ました。

奈良 明日香にある国宝の『キトラ古墳』。

文化庁主催による【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】「 (第31回) 国宝キトラ古墳壁画の一般公開」《令和6年5月18日(土)~6月16日(日) 》のイベントに行って来ました。


先日、「飛鳥美人」で有名な 奈良『高松塚古墳』を見に行ったのですが 時間がなくて 『キトラ古墳』へは行けなかったのです…💧



🚙『高松塚古墳』には 車で行ったのですが、今回の『キトラ古墳』は近鉄電車を利用しました。

近鉄 橿原神宮前駅で乗り換える。

近鉄 吉野線「壺阪山駅」から 徒歩で15分。

事前に「Google Map  ストリートビュー」を歩いて確認したので迷うことなく到着です。

分かりやすい道順だったので 実際には 15分も掛かっていません。

天気予報は「雨」だったのですが まだ降っていなかった…。

先に 敷地内にある『キトラ古墳』周辺を散策します。

整備された遊歩道に沿って歩いて行きます。

『キトラ古墳』

2段築成の小さな円墳で 東西にのびる丘陵の南斜面にあります。
墳丘は下段の直径が13.8m、上段の直径が9.4mで7世紀末~8世紀初頭頃に造られたと考えられています。
(パンフレット説明コピーより)

でも このタイミングでポツポツと雨が落ちて来た… ☂

すぐ横の【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】へ向かう遊歩道の途中には「乾拓板」がありました。

「乾拓板」とは… 

「キトラ古墳壁画」を凹凸デザインしたものが「乾拓板」。
原寸大のキトラ古墳壁画が浮き彫りにされたプレートから 図像を和紙に写し取ることが出来ます。

(「朱雀」の図像)

表面が ちょっと雨に濡れています…。

(「玄武」の図像)


《実際に「乾拓板」を使用している参考画像》

そして…

【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】

この 1階にある建物「四神の館」は出口専用で入場禁止になっていた。

入口は地階にあるので すぐ横の階段を降りて行きます。

一般道路の下が地下通路になっているので道向こうの『別館』に渡ります~。

こちら『別館』には「中庭」「売店」「休憩所」「体験学習室」などがありました。

そして再び 地下のトンネル通路を渡って いよいよ【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】へ入ります。 

地下1階「展示室」です。

この展示室は〈無料〉で鑑賞することができますよ。

入口で受付をします。 

私が予約した「一般公開の壁画観覧」まで、かなり時間があるので、地下1階「展示室」をじっくりと観ることが出来ました。

この時に もらったパンフレット一式なり~。

『キトラ古墳壁画体験館 四神の館』(地下1階 展示室)

『キトラ古墳』や「キトラ古墳壁画」について学べる 無料の体感型の施設です。

天井には「キトラ天文図」。

周囲にある四面モニターには「北壁」「南壁」「東壁」「西壁」の様子を詳しく映し出しています。

奥には「ミニシアター」もありました。

数種類の短編ムービーがあって それぞれ10分くらいの上映時間です。

国宝「キトラ古墳壁画」。

『キトラ古墳』の石室内には 四神、十二支、天文図、日月の壁画があります。四神は天の四方を司る神獣で 壁画は対応する方位に合わせて、東壁に「青龍」、南壁に「朱雀」、西壁に「白虎」、北壁に「玄武」が描かれています。
『高松塚古墳』では盗掘により南壁の「朱雀」が失われていたため、日本で四神の図像が全て揃うのは「キトラ古墳壁画のみ」です。
(文化庁 キトラ古墳壁画体験館 資料より)

『キトラ古墳』原寸大石室模型の展示です。

石室模型の左側にある 西壁「白虎」。

石室模型の右側にある 東壁「青龍」。

(「白虎」と「青龍」)


石室模型の正面にある 北壁「玄武」。

(「玄武」と 南壁「朱雀」)


石室模型の天井に描かれた「天文図」。
直径60センチ程の大きさで 68の星座と 350個の星、天の赤道や黄道など4つの円が描かれています。この「天文図」は正確ではないのですが「世界最古の天文図」と認識されています。

そして予約受付け時間になったので いよいよ 保存のために石室から取り出された【公開壁画】《 西壁「白虎」と東壁「青龍」》を実際に見ることになります。

※ ここから先は写真撮影が禁止されています。


1階「キトラ古墳壁画保存管理施設」。

地下1階の「展示室」から内部の階段を昇って行きます。 

この日、最初にやって来た ココです!

【キトラ古墳 壁画】1階「保存管理施設」内部の様子。

(「キトラ古墳壁画体験館 四神の館」のHPより引用しました。)


そして、なんと!

無料で全員に「双眼鏡」を貸し出してくれます。

展示施設内は照明を落としているので薄暗く、展示されているガラスの向こう側にある【公開壁画】は レプリカとは違って絵柄が かなり分かり難いからです…

『白虎』

(「キトラ古墳壁画保存管理施設」HPより)

『青龍』

(「キトラ古墳壁画保存管理施設」HPより)

私が参加した時間の組の人数は 16名でした。

鑑賞時間は 約10分間、皆が入れ替わりながらガラス越しに見える【公開壁画】を双眼鏡でじっ~と眺めるのです。

会話は「禁止」、話は 一切できません!

何だか とっても神秘的な時間でした。

あっという間に鑑賞は終了。

私 終った後、すぐに地下1階の「展示室」に戻ってレプリカで描かれている壁画の位置を再度 じっくりと確認してしまいました…。

(西壁『白虎』は分かりやすかった。)
(東壁『青龍』は劣化が激しくて分かり難かったです…。)


〈令和6年度「国宝キトラ古墳壁画 公開予定」〉

・《第31回公開》令和6年5月18日(土)~6月16日(日) ← ( これが今回です! )
【公開壁画】西壁「白虎」、東壁「青龍」

・《第32回公開》令和6年7月27日(土)~8月25日(日)
【公開壁画】南壁「朱雀」 

・《第33回公開》令和6年10月12日(土)~11月10日(日)
【公開壁画】天井「天文図」

・《第34回公開》令和7年1月18日(土)~2月16日(日)
【公開壁画】北壁「玄武」


そして… 

【キトラ古墳壁画体験館 四神の館】を後にして 駅に向かいます。

この時、雨は止んでいました。

帰りも 近鉄 吉野線「壺阪山駅」から乗車します。

駅の待合室でかなりの時間、待ちました…💧

この日…

奈良 明日香『高松塚古墳』に続いて『キトラ古墳』を鑑賞しました。

今回 訪れなかったら しばらく来る機会がなかったように感じています。

やっと足を運べたので本当に 私は 大、大、大、大満足でした~🌺 🌺 🌺


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