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2022年1月 流れ星を見たい!⑧ ~しぶんぎ座流星群「近年まれに見る絶好の条件」だったが…。

✨ 2022年、初めての流れ星観測は 三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」です。

「しぶんぎ座」は 今は存在していない「壁面四分儀(へきめんしぶんぎ)座」という星座名に由来していて 現在は名前だけが残っています。

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三大流星群の「しぶんぎ座流星群」が 2022年1月3~4日にピークを迎えました。

今年は3日が新月のため 月明かりの影響がまったくないので 国立天文台は『近年 まれに見る絶好の観察条件』と発表していました。

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今年のしぶんぎ座流星群の極大(流星群の活動ピーク)は 1月4日午前5時から6時ごろと予想されていました。

この時間帯は放射点(流れ星が放射状に飛び出してくるように見える中心点)の高度が高く 観察に適した時間帯で条件はとても良いのです。 

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三重では 街の明かりが少なくて 星空が綺麗な場所が多いのです。
これまでにも 夜に ふっと車を停めて ぼんやりと満天の夜空を眺めることがありました。

したがって 私 結構、近所の星空スポットを知っています。

 ⭐「流星を見るための5条件」(=私が考えている5条件です…。)
1.三大流星群が活動している期間であること。
2.流星群の極大の時刻にできるだけ近いこと。
3.街灯など人工の明かりや月明かりがなく、空が広く見渡せる場所であること。 
4.暗闇に目を慣らしてから 30分以上は根気強く眺めること。
5.良く晴れた満天の星空であり 雲量が少ないこと。 

 

🌠【1月4日の流れ星観測 結果】

・夜中 0:00頃。

予定より かなり早く仮眠から目が覚めてしまった…👀

・夜中 0:30頃。

三重の住宅街近くの夜空を確認する。
何と、ちょっと雲が広がり始めていた。

こ、これはマズイ…。

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〈三重 住宅街 1月4日 夜中 0:30頃の夜空写真〉
(まぁ、この写真では暗くてどうなっているのか良く分かりませんが…)

私、観測する予定時間を早くして すぐに出掛ける準備をしました。

・夜中 1:00頃。

再び 夜空を確認する。

あれっ、雲が無くなって満天の星になっている。

「しぶんぎ座流星群」は短時間での天体ショーであり 1月4日の午前5時から6時ごろに集中して流れ星が流れると言われています。

流れ星が観れなくても 天体観測には最高の状況でしたが もう少し待ってから出発することにしました。

・夜中 2:00頃。

またまた 夜空を確認する。

相変わらず満天の星!!(住宅街なので 最高の環境ではありません…。)

明け方の「しぶんぎ座流星群」を見るために もう少し待機です。

・夜中 2:30頃。

まだ満天の星なり。

う~ん、でもガマン出来ずに ハイネックのヒートテックインナーを着込んで 保温ポットに熱い お茶を入れて いよいよ出発です!!

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(写真を撮りましたが 私のカメラでは 当然 何も写りません…。)

・夜中 3:00頃。

ちょっと山間部にある観測スポットに到着です。 

観測スポットで 北斗七星を見つけて 夜空が観やすい方向に車を停める。
(北斗七星は 非常に大きな目印なので 観測に適した場所ならば すぐに見つかります。)

そして 車内の計器類を全て覆って 何の光も見えない暗闇をつくる。

そこから ずっと夜空を眺める。

数分すると 最初は見えていなかった細かな星まで見えてきます。

幸運にも 上空には雲がなくて 満天の星。

見逃さないように 夜空をずっと見ているけど 何も変化がない…

まだ極大まで時間が かなりあります。

・夜中 3:30頃。

あれっ、周囲から雲が広がってきた…。
これはマズイ状況ですわ。

何とか 真上に位置する 北斗七星だけ見えるけど雲が多い。
<放射点の高度が高いからです。>

・夜中 4:00頃。

車の温度計が示す外気温度は 0度。
それほど寒くはない…。

雲は増えたり 減ったり…。

北斗七星が見えたり 隠れたりの状態なり。

流れ星は見えない、根気良く 極大の時間を待ちます。

・ そろそろ明け方近い 4:30頃。

かなり多くの雲が空に広がってきて あまり流れ星観測には良くない状況が続く…。

・明け方近い 5:00頃。

もう極大の時間ですが 空一面が雲に覆われてきた。

必死のパッチで空をガン見するけど 北斗七星の 7つの星が全て見えない状態なので流れ星は厳しい…。

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・明け方近い 5:30頃。

空に厚い雲はなく 星も見えているのですが 快晴ではないように感じます。 

晴れているけど霞んでいる状況に変化してしまった…。

まだ 流れ星を見ることが出来ていません。

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・明け方 6:00頃。

日の出(冬の日の出時刻は 7:00くらい)はまだですが そろそろ空が明るくなってきました。

ここで、ギブアップ!!!!!!

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極大の終了時間になり 残念ながら今回は「しぶんぎ座流星群」の流れ星を観ることが出来ませんでした。


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2022年 最初の流れ星~「しぶんぎ座流星群」の観測は かなり残念な結果に終わりました…。

でも 流れ星観測は まったく見えないのが 当たり前です。

ニュース記事では「1時間に○○個ほどの流れ星が見えます。」と好奇心を かき立ててくれますが、実際は簡単には肉眼では探せないのが当たり前なのです。

特に 雲は地域によって発生状況が異なるので ニュース通りには なりません。

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皆さんは そんなに何時間もかけて 1つも流れ星が見えないなんて信じられないでしょう。

でも、それだから見えた時の感動は ものすごく大きいのです。

多分、皆さんにも まったく誰にも賛同してもらえなくても 大丈夫な趣味ってありますよね。

他の人が全然 分かってくれなくても 自分はとっても楽しいこと。

私は「流れ星観測」がその中のひとつです。

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はい、今年も 懲りずに 星空観測を頑張りたいと思います。


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