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「コトラーのマーケティング戦略」を読んでみた気づき①

今回は
「コトラーのマーケティング」著者 村上隆英さん
を読ませていただきました。そこでの自分の経験を交えて感想や気づきを10 パートほどに分けて共有できたらと思います。

この本を選んだ背景について

まず、この本を選んだ理由は「コトラー」の名前を何回も聞いたことがあったためです。マーケティング会では有名な人物ですので、大学生時代に個人でSNSマーケティングで独学で行っていた時や会社員になった際に時々コトラーの名前を聞いてはいましたが、しっかり理解はできていないなと思い、本を取った形になります。
マーケティングの初歩的な要素が結構多いですが、原点に変えるとてもいい機会でもあると思うので、ぜひ皆さん最後まで付き合ってくれたら嬉しいです。

コトラーのマーケティングについて

コトラーのマーケティング理論の特徴は大きく2点あります。
・実務に裏付けられている点
・企業と顧客の両面での考えられている点

コトラーの言葉で表現すると、マーケティングは
「顧客が真に求める商品やサービスを探り、それを生み出し、その情報を顧客に届け、顧客が効果的にその商品やサービスを得られるようにする活動のすべての概念を示す」になります。
目的の観点でいうと
「顧客を理解し製品やサービスを顧客に合わせ、自然に売れるようにすること」になります。要するに顧客が勝手に手に取って買いたくなるようにするのがマーケティングといってもいいでしょう。

マーケティングの対象になるものは様々です。
1.    有形財 (食品, 自動車 etc..)
2.   サービス (ホテル, 弁護士 etc…)
3.   イベント (コンサート, 演劇 etc…)
4.   経験 (飲食店, ディズニー etc…)
5.   人 (芸能人, スポーツ選手 etc…)
6.   場所 (地方自治体, 観光地 etc…)
7.   資産 (所有権, 営業権 etc…)
8.   組織 (企業, 大学 etc…)
9.   情報 (ネット, 新聞 etc…)
10.  アイデア    etc…

コトラーのマーケティングのコンセプト理解

  1. 需要について

  2. 市場の細分化(STPマーケティング)

  3. 市場における4Pの具現化

1. 需要について

需要とは価格と支払い能力によって生まれます。
例えば、誰もが欲しがる高級品であったとしても、みんなが手にできないほどの高額な商品である場合、そこに需要は生まれません。
顧客が手に取りやすいことも需要において大切なのです。
企業視点で見るのであれば、買う気("欲求 : wants")があって、購入可能な顧客がどれだけ存在するのかを探ることが大切です。

2. 市場の細分化(STPマーケティング)

ターゲットとなる市場を把握するために活用できるのがSTP分析になります。STPとは以下から構成されている分析方法です。

S・・・セグメンテーション = 市場を細かく分けること
T・・・ターゲティング = 自分のターゲットを決めること
P・・・ポジショニング = ライバルがいる中で差別化すること

STP分析を通じて、企業は顧客のニーズを理解し、より効果的にアプローチするための戦略を構築することができます。このアプローチにより、マーケティング活動がよりターゲットを絞ったものとなり、結果としてビジネスの成功に寄与

3. 市場における4Pの具現化

ターゲットとした市場に対してどのようにアプローチするのか考える上で必要な考えが「4P」である。4つの要素は相互に関連しており、効果的に組み合わせることで、ビジネスの成功を促進します。

  1. 製品(Product)→どのような製品・サービスを届けるのか

  2. 価格(Price)→どの価格で販売するのか

  3. 購入チャネル(Place)→どのように顧客に届けるのか

  4. プロモーション(Promotion)→販売促進をどのようにするのか

以上で、「コトラーのマーケティング戦略」を読んでみた気づき①を終えたいと思います。


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