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5月病の正体とは?(#248)

この時期になると5月病といういわゆる「新人が陥る、なまけ病」とやらの話題で持ちきりになる。

今どき、こんなおとぎ話みたいなものを本気で言い続けている企業というか上司にあたる人間が多いのが日本の闇だと痛感する今日この頃です。

どうも、ご縁つなぎの異端児イシグロファクトリーです。

仮になんですけど…

5月病が、いわゆる慣れから生じる気の緩みであるとしたら、上司諸君…何年同じ問題を問題のままにしておいたのだね?と問いたい。

そこは新人のせいにするんだって。

そもそも、5月病のメカニズムからいえば…
単に自立神経の乱れ…これが答えである。

おおげさに言えば自立神経失調症だ。

原因は4つのストレス。

1. 精神的ストレス
新しい環境への適応、人間関係の構築、仕事内容の変化など、精神的な
 負担が大きくなることで、ストレス過多状態になる。

特に、新入社員や異動が多い時期である5月は、精神的ストレスを感じ
 やすい時期と言える。

2. 構造的ストレス
長時間のデスクワークや猫背などの姿勢の悪さによって、背骨の歪みや
 内臓の機能低下などが起こり、自律神経の乱れを引き起こす可能性が
 ある。

運動不足や睡眠不足も、構造的ストレスの原因となる。

3. 化学的ストレス
食生活の乱れや偏りによって、体に必要な栄養素が不足したり、有害な
 物質が蓄積されたりすることで、自律神経の乱れを引き起こす可能性が
 ある。

特に、加工食品やインスタント食品を多く摂取する人は、化学的ストレス
 を受けやすいと言える。

4. 温度、湿度のストレス
気温や湿度が大きく変化する5月は、体に負担がかかりやすく、自律神経
 が乱れやすくなる。

特に、暑さや寒さへの対応が苦手な人は、5月病を発症しやすくなる。

以上だ。

これらのストレスが複合的に重なることで、自立神経が乱れ、いわゆる5月病と言われる症状が悪化するのだ。

言い換えると企業側は新しく加わった人員に、自分たちの当たり前を押し付けて配慮が出来ていない無神経でデリカシーのない企業に多く現れる傾向といっても過言ではない。
科学的に証明されている現象を抽象的な現象と捉えて対策がとれていない時点で、それは企業側の怠慢であるのは紛れもない事実だ。

この時期は絶対に変出者が出るって分かっていて、わざわざその場所に行っては「最悪っ!変出者が出た…」と言っているのと同じである。

もちろん、この対策は個人が取らないと、どうにもならない部分もあるが…
企業側も十分に配慮して、その辺りの対策と向き合ってあげて欲しい。

簡単に言えば、4つのストレスを軽減させる取り組みをすればいいって訳で、これを先輩たちが知恵を出し合って、全員で考えることが解決へのスピードアップに繋がるのではないだろうか。

つまり自分ごとに捉える習慣化かと。
そうすることで、思いやりを持って様々な立ち居振る舞いが仕事でもプライベートでも出来る人に成長するのではないだろうか。

是非、これを機に考えてみて欲しいものだ。

てこと。

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