見出し画像

苦手な食べ物を好きになれた



またまたドラッグの話なのでドラッグ嫌いな人は読まないでね!
まぁ嫌いな人なんていないだろうけど!


私のファーストトリップはシンナーだったが、セカンドトリップはマリファナだった



その日もまた例の三つ上の男と、暇だから遊ばね?となって、家に迎えにきてもらいその男の家に向かっていた

男の家に車を走らせている道中、やはりドラッグの話になった


男は、シンナーよりマリファナのほうが身体に害も無いし平和な気持ちになれるんだ、と マリファナの魅力を存分に語っていた


そんな話聞いてたら絶対やりたくなっちゃうでしょ?

もちろん、吸いたい気持ちを家に着くまで我慢できず男が持っていた年季の入ったモンキーパイプでマリファナを吸い込んだ


初めてマリファナを吸ったときって、キマってるのかよく分からかったという人が多いが、私の場合は一服目で速攻、目の前の景色がコマ送りになっていくのを感じた


わぁ、何コレ、楽しい、てな感じで二回三回と吸い込み、男の家に着く時にはブリッブリになっていた



歩き方も忘れてしまうくらいハイになっていたが、すべてが楽しい



だがやはり、バッドトリップは常に背中合わせで、私はふと

「もしこれで逮捕されたらどうしよう」

と口に出してしまった



そこからというもの、ネガティブな思考、発言をした自分への嫌悪感や、実際逮捕されたら洒落にならねぇという勘ぐりから、今度は呼吸の仕方もわからなくなり、ハァハァと過呼吸みたいな状況に陥った

男は私に落ち着くように諭すが、呼吸は乱れたまま落ち着かない
むしろ、男に気を使わせてるという罪悪感から、余計に気分は落ちる一方



男が私の肩を抱いて、俗に言う顎クイをしてきた
あ、これ、セックス始まるやつ?と思ったが、キスはされず、何かを口に放り込まれた

「チョコ食べるとだいぶ落ち着くよ!てか、単純にうますぎて感動するから食ってみww」と言われ、内心あまりチョコが好きじゃなかったけど、落ち着くというワードに希望を感じた私は夢中でチョコを堪能した


すると、信じられないくらい美味しい物に感じた



口の中の細胞一つ一つにチョコの甘さが行き渡る感じ


味覚が普段の5倍は敏感になっていた



初めてのマンチーズ



初めて味わうチョコの計り知れない美味しさへの感動


くだらないことだが、それだけで多幸感に包まれて、無事にバッドから抜け出すことが出来た



そして、今までチョコはそんなに好んで食べなかったけど、このマンチをきっかけにweedのお供にチョコを嗜むようになり、

weedを初めて吸う友達にはチョコを食べるといいよ!と馬鹿の一つ覚えのように勧めるようにもなった



もし、日本で大麻が合法化されたら、マリファナスターターキットとしてチョコも絶対セットに加えるだろう


そのくらい、チョコはweedとの相性が抜群なことに気づかされた夜だった



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?