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軍用地は借金しても買った方が良い理由とは?

沖縄の金融機関には独自の軍用地主ローンというものもあります。この軍用地主ローンとは、個人の軍用地主又は新規で軍用地を購入する個人を対象にした、保証人不要のフリーローンです。つまり、所有する軍用地を抵当にすれば、資金の使い道は自由にできるものです。
 
軍用地主ローンには証書貸付型当座貸越型の2種類があります。証書貸付型とは、軍用地の売買契約後、いつまでにいくら返済すると決めて、定期的に決まった金額を返済していくものです。一方、当座貸越型とは、用地を担保として借入限度額を設定し、その範囲内で借り入れと返済を繰り返せる融資方式をいいます。
 
当座貸越型のメリットに、借り入れの都度、金融機関に対して面倒な新規の申し込み手続きを行わなくて済むことがあります。つまり、優良で足の速い「お宝」軍用地を購入するときにこの当座貸越型ローンを活用すると、現金並みのスピードで資金調達ができるので、いち早く買うことができるのです。とても使い勝手のいいローンなのですが、現時点では当座貸越型を利用できるのは県内に居住している方のみとなっています。
 
当座貸越型のデメリットは、証書貸付型に比べ、少し金利が高いことです。それには、理由があります。当座貸越型の資金用途は、急な出費にも自由に使えるので、銀行側からすると、少しリスクが高いので、金利にも反映されています。
 
実は、借金して、泣く泣く軍用地を手放してしまう人のほとんどが、当座貸越型で融資を受けています。借入限度額まで、借金を重ねた結果、地主は、銀行への利息が払えなくなり、軍用地を一刻も早く売却して欲しいと泣きつかれたことがあります。
 
そもそも、私は、「融資」と「借金」を区別すべきと考えています。「融資」は事業で利益を生むために借りるお金で、企業や個人事業主が商品や物件を仕入れる目的に使います。
一方、借金は「消費」を意味する言葉で、住宅・車・家電製品・生活費など衣食住を保つために必要な資金を借りることをさします。
 
自分の収入に見合わないような贅沢のために生活水準を上げてしまっていたり、見栄っ張りや買い物依存症、家計に対する意識の甘さなどから必要以上に浪費してしまったりして、借金をしてしまうということがあります。
 
まずは、生活水準は収入に見合っているか、何に浪費しているのか、どうして浪費しているのかを見つめなおしてみて、これ以上贅沢や浪費しないと決意することが大切です。
 
私は、これまで、まずは現金で軍用地を買うことをすすめてきました。その考えは、今でも変わりませんが、家計を上手にやりくりできる、家計簿を続けられるなど、お金の管理をしっかりしている人は、融資を受けることを提案しています。
 
 2000年に発刊された『金持ち父さん 貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ、シャロン・レクター共著)という本をご存じでしょうか。

この本はアメリカの投資家であり、実業家でもあるロバート・キヨサキ氏が、高学歴でも貧乏な父と、ハイスクールすら卒業していないが事業で成功した金持ちの父、この二人の考え方を元に、お金持ちになるための方法を説く……という内容です。アメリカのみならず日本でも大ベストセラーとなり、累計2800万部を超える人気シリーズの本で、今でも売れています。
 
この本では、お金に働いてもらう一つの策として、投資用不動産の購入を勧めています。収益を生む不動産を運用することにより、自分が直接働いて稼ぐ以外にも収入を得るべきだという考え方です。
 
私は、2000年前から不動産に投資していたので、『金持ち父さん 貧乏父さん』を手に取ったとき、自分の考えは正しかったと、心の中で、ガッツポーズしました。
 
私は、これまで、軍用地投資を始める絶好のタイミングであると説明しました。現在、私は、昨年末から、数筆を仕込んでいますし、これからも買い進めていきます。
 
それには、理由があります。2032年5月が、国と地主の間で、4回目の原契約改定契約の締結が行われるからです。
 
米軍への基地提供は、民法第604条で契約期間を最長20年と定められています。地主と国の賃貸借契約は、本土復帰時の1972年5月15日に最初の契約が取り交わされています。その後、2度目の原契約締結が1992年、さらに2012年に3度目の原契約締結が行われました。
 
地主の大部分が加入している土地連にとって、2012年5月は、20年に一度しかない契約更新期にあたり、軍用地料見直しのチャンスでした。そのチャンスを逃すまいと、土地連は国に対し、軍用地料の値上げを求める要請書を提出しました。

基地がなければ地元経済の発展などで本来得られたはずの正当な額として、前年度の約2倍にあたる年額1782億円を要求するという主張です。その結果、国から2013年の軍用地料の総額は対前年度比3.5%増の提示を引き出せたのです。
 
私の予想としては、2032年の3,4年前から、徐々には上がっていくと思います。それより、かなり先回りして、価格が落ち着いている今のうちに、軍用地を仕込んでいこうと考えています。
 
それには、地元の金融機関が、融資に積極的な軍用地を利用しない手はないと思います。特に、地元住民は、県外居住者に比べて、融資を受けやすい立場にあるので、無理せず、計画的に返済計画を立てて、融資を受けた方が良いと考えています。

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