【11】マネーの公理/マックス・ギュンター【書評】

参考度:⭐️⭐️⭐️
おすすめ度:⭐️


読んだきっかけ

どこかのサイトで紹介されていたため購入。

概要

賭け事に「勝つ」ためのルールを紹介。ギャンブルはリスク管理が重要だ。

感想

以前【6】で紹介した書籍を含む多くの投資に関する本が「長期・分散・積立投資」を叫ぶ中、

投資と呼ばれるもの、その全てが投機であると断じ、ギャンブルの勝ち方をバカ真面目に教えてくれる、それが本書である。

「人生は全てギャンブルである」という作者の主張に共感できる点が多く、おそらく私はギャンブラー気質なのだろうと感じた。
またFXや暗号資産のサロンのような「絶対に儲かる方法」というような内容ではなく、勝ち方というより負け方に注目していることに好感が持てた。古来より良い将軍は負けたときの采配でわかると云われてきた。どのように負けるか、今後は意識していきたい。

私はかなり気に入ったが、とはいえほとんどの人間(特に日本人)はリスクを好まない。この本はあくまでリスクを負う覚悟をもった人向けなので、あまりおすすめできない。
……願わくば、読者の皆様はこの本を読まぬまま、愚かな子羊であり続けて欲しい。リスクを怖れ、怯え、成功者になることなく人生を終えて欲しい。

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