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リモートでも自走できるチームをどうつくるか?

現在、2021年2月最終日。この時期になると、4月から始まる新しい組織・新しい年度の戦略や組織のことを考える機会が増えます。

現時点では、3月末までの目標達成を追いつつも、4月以降の戦略と目標を練り始めています。当分は完全リモートでの組織運営は変わらないので、「完全リモートでも自走できるチームをどう創るか?」、今考えていることを書きたいと思います。

▶︎ 定量的な目標からチーム目標を言語化する
▶︎ OKRを使った目標の接続
▶︎ メンバーひとりひとりの期待役割の言語化

▶︎ 定量的な目標からチーム目標を言語化する

組織よりも前に、先ず来年度の予算(数字)が決まります。大きな方針はあるものの、具体的な戦略は降りてはこないため、自分たちで考えていきます。数字も年間単位では上位組織と握るものの、月単位まで落とし込んだり、実現のためのKPI設定は自分たちで考えなければなりません。先ず何から考えるか?私の場合は、「1年後、何を成し遂げているか?どんな状態を実現しており、その時どんなチームになっていたいか?」を考えます。さらに、最近は投資部門を担うことが多いため、1年単位というよりは3年くらい先まで考えています。予算数字の中で、重視すべき事項が上位組織と握れたら、今度は「なぜその数字を重視するのか?」を問い直します。そこに意味を見出し、自分の言葉で目標として言語化できないと、チームメンバーに説明できません。目指す未来を想像し、与えられた数字責任に意義を見出し、挑戦する意味を言語化する、ここまでできると、チーム目標の形が見えてきます。

▶︎ OKRを使った目標の接続

OKRとはObjectives and Key Results(目標と主要な結果)の略称です。Objectives(目標)とKey Results(主要な結果)を上位組織から下位組織、そしてメンバーに至るまで可視化し、その全てを接続します。

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チーム目標とは、このOKRツリーにおける最上位に位置するObjectives(目標)です。このツリーを、3月末までに完成させます。これは、チームのオーナーである私が一人で決めても意味がありません。骨子は考えますが、ここから先は、下位組織のリーダー役とコミュニケーションを密にとり、彼ら・彼女たちにも言語化をしてもらいます。そして、最終的にはメンバー一人一人の期待役割・目標と接続できる状態まで作り込んでいきます。1年間をイメージして作りますが、最終的には半年間のOKRとして設定します。(評価サイクルが半年単位なため)

▶︎ メンバーひとりひとりの期待役割の言語化

今回、改めてチャレンジしようと思っているのが、メンバーひとりひとりの期待役割を言語化することです。今期は、チーム単位での目標と役割は言語化でき、自走できる状態に近づけましたが、来期はメンバー個人単位の自走を促せるよう、今まで以上に個々人の期待役割を明確にしていきたいと考えています。今までは、何となくやってきてしまったので、来季に向けてはひとりひとりの適正や志向性を意識しつつ、「何の専門性を磨き、価値発揮するか?」を問いながらメンバー個々人の期待役割まで言語化していきたいと考えています。

どこへ、なぜ、どうやって目指すのか?

これが明確になっており、かつ腹落ちできていれば、リモートでも自走するチームは作れます。ただ、この言語化をコミュニケーションの中で作っていくのが本当に難しい。年度末追い込みながらも、次年度のスタートダッシュを切るために、頭を切り替えてチーム全体でコミュニケーションをとりながら、目標と役割、戦略を共に考えていく時間はしっかりと取りたいですね!

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