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Stand.fm お気にいり番組の「赤とんぼ」の話題から

“歌系の趣味”をなぜ続けているのか、と問われて、「生き方を考えるために続ける」と、答えたことをきっかけに(この記事で紹介)、“歌系の趣味”にまつわるエピソードから自分観察してみようというテーマの10回目です。

「赤とんぼ」を歌い続けるというお話から

番組の紹介

 stand.fm は、いくつか定期的に聞いている番組があるけれど、そのうちの一つのこの放送は、ここでのテーマにそのままつながるものだったので、これを綴ります。
 まず、その番組の該当放送はこちらです。

【オペラ歌手】りひとの歌ラジオ(#75 「赤とんぼ」を歌い続ける理由

 実は、完全な Stand.fm つながりで、番組で初めてお名前を知った方です。等身大(というと、失礼かな)な番組内容と、肩肘張らない収録(電車の中、運転中、なんでもあり、という感じ)がかえって親しみをおぼえさせてくれて。でも、内容はときどき、ご職業を活かしたお話しがあって参考になる。そんなわけで、なんとなく聞くようになりました。

 その中で、この75回目の放送は、紹介されているブログも含めて、いいな、と。

「赤とんぼ」~歌はむずかしいと思い知らされた

 赤とんぼは、私も小学生ころの思い出がある一曲。
 すでに note に綴ってきたとおり、人前で歌うことが恐怖になったあとですが、それでも好きですから、自宅で一人では歌っていました。もう、自己満足の世界です。でも、自己満足で歌ったり、踊ったり、絵を描いたり、文章を書くのも含めて、なにか表現するのって、究極の楽しみと、究極の自分探しのような気もします。
 しかし、自己満足を求めるのは、一面、自分に厳しくなる部分があります。「こんなもので満足してはいけない」と、追求しはじめることってないでしょうか。
 40年以上前のことなので、なにがそれを呼び起こしたのかは、すでに記憶にありませんが、「赤とんぼ」がその1曲になって、どうしてもうまく歌えないっっっと、自己満足の世界でも恐怖になるほどの時期がありました。
 たぶん、それ以降、この曲を人前で一人で歌ったことはありません。うまく歌える(自己満足できる)自信がないからです。合唱や、大勢の中で斉唱することはありましたが、そんなときは、隣の人に聞こえないように、小さめの声で歌う、なんていう状態です。以降、ある程度自分で満足いくレベルで歌えるようになることも目標の一つかな、と、漠然と思ってます。極論、そのために技術的な練習はしているんだ、くらいまでに。
 しかし、過去記事の「音楽は音を楽しむ」で綴ったように、上手下手、満足か不満足かではない。それこそ、楽しむこと、気持からにじみ出るのならば、それを抑え込まないことが本来じゃないのか! と、この放送を聞いて思い出したのでした。そう、そんな風に肩肘貼らないで、純粋に接するものなのかな、とあらためて考えることにもなった放送でした。

唱歌も歌い継がれていってほしいという気持

 それと、りひとさんのブログにもありますが、これほどまでに日本の唱歌が、親子で、家族で歌われなくなっているのか、というのは驚きでした。
 多様性の社会で、数ある音楽、歌の中で、唱歌だけが教えるべきものではない、というのはたしかでしょう。ましてや、唱歌が作られた時代背景を考慮すると、ややイデオロギー的なものに結びつけてとらえられている部分もあるかもしれません。
 別に、あらためて大ヒットしてばずる、なんてことは不要で、唱歌がいいな、と思う人(それが圧倒的少数、マイノリティになっても)が歌い継ぐことも尊重されないといけないと思います。そう、このタイトルは「は」ではなく、「も」というひらがなをこだわって使っています。

 ちょっとご無沙汰してしまい、以降連絡がなかったところ、訃報を知ったのですが、童謡・唱歌のお話しといえば、篠山音楽協会の元会長でもあった方のそれでした。ご自身が全国の歌碑をまわり、実際に歌い継ぐ活動をされていました。「唱歌はね、うまいへた、プロアマ問わず、あなたが(唱歌の)会を主催して、近所の方を集めてやればいいんだよ」。そう力説されていたことを鮮明に覚えています。でも、私はそれを実行していないのは、ちょっと申し訳な、と思っていたり。

 そういう影響もあってか、私は残していきたいな、と思っています。あ、やりたいことが一つ見つかった、思い出せたかな。

 軽めの記事のつもりでしたが、もっとよい意味で気楽に、そして、残していきたいもの。それを思い出させてくださった、stand.fm の放送の紹介で、一つ観察ができたと思ったので記事にしました。

 画像は、みんなのフォトギャラリーから、「赤とんぼ」ではなく「夕焼け」で検索して出てきたものを使わせていただきました。

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