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【実施報告】令和5年度「地域づくりAWARD表彰式」及び「地域づくり講演会」を振り返る

 地域づくり協議会事務局です。今回は、令和5年8月1日に群馬県庁32階のNETSUGENで開催した「地域づくりAWARD表彰式」及び「地域づくり講演会」の様子をレポートします。

 今回、地域で優れた活動に取り組まれている団体のことを多くの人に知ってもらいたいという思いから、「地域づくりAWARD表彰式」と「地域づくり講演会」をセット開催するとともにZoomにてその様子をリアル配信する形を取りました。 

 広報も関係者の方々にご協力いただき、会場は満席、Zoomでもたくさんの方に視聴いだきました。ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

平日にも関わらず、会場にはたくさんの方に集まっていただきました。

 それでは、当日の様子を振り返ってみます。当日は、①表彰式、②講演、③トークセッションの流れで進行していきました。


1.ぐんま地域づくりAWARD表彰式

 ぐんま地域づくりAWARDとは、群馬県内で独自の優れた地域づくり活動に取り組んでいる団体を顕彰する制度です。昨年度から名称が地域づくりAWARDに変わり、受賞団体には賞金も出るようになりました(旧:群馬ふるさとづくり賞)。
 令和5年度は13団体から応募があり、書類審査(一次審査)、プレゼン審査(二次審査)を経て、次の3団体が受賞されました。
 
大 賞:1団体
薄根地域ふるさと創生推進協議会(沼田市)
 
奨励賞:2団体
おむすびの会(桐生市)
 一般社団法人ハレルワ(前橋市)

※各団体の活動内容はこちらをご覧ください。
※また、受賞団体へのインタビューも行っており、後日、こちらも配信予定です。
 
 審査結果の発表があった後、審査委員から表彰状、楯、賞金が授与されました。受賞団体のみなさま、おめでとうございます!!

受賞記念写真:受賞団体、審査員のみなさまで撮影
大賞:薄根地域ふるさと創生推進協議会
奨励賞:おむすびの会
奨励賞:一般社団法人ハレルワ

 その後、各団体から受賞コメントをいただきました。限られた時間の中で、受賞の感想のほか、各団体の特徴や取組を端的に分かりやすく説明していただきました。

受賞コメント:薄根地域ふるさと創生推進協議会 山口様
受賞コメント:おむすびの会 野田様
受賞コメント:一般社団法人ハレルワ 間々田様

 最後に、審査員である読売新聞東京本社前橋支局長の金杉様、日本放送協会前橋放送局長の西村様から各団体に対する講評をいただきました。お二人の講評にもありましたが、どの団体の活動も素晴らしく、甲乙付けがたい内容ばかりでした。

2.地域づくり講演会

 今回、NPO法人れんげ舎の長田氏をお招きして、「地域づくりに必要な『場づくり』のコツ~万能な居場所は存在しない~」というタイトルで講演いただきました。
 
 場づくりとは何か、活動の場の成り立ち、意思決定システムなど、地域活動を行っていく上で気になる内容を事例を示しながら分かりやすくお話いただきました。
 
 講演の詳細は、本協議会の櫻井委員(NPO法人Mam's Style 代表)がまとめてくれました。ぜひ、こちらもご一読ください。

NPO法人れんげ舎 代表理事 長田 英史 氏
1972年、神奈川県茅ヶ崎市生まれ。NPO法人れんげ舎代表。「場づくり(R)」を通して、新しい生き方・コミュニティを創る仕事を四半世紀。この分野のパイオニア。自分らしく生きたいあなたをサポートする情報を発信中。Voicyパーソナリティ。
著書『場づくりの教科書』 https://bazukuringo.com/book.html
場づくりクラス(NPO法人れんげ舎)https://bazukuringo.com/index.html

3.トークセッション

 最後に講師の長田様に受賞団体の代表者3名(薄根地域ふるさと創生推進協議会 小池様、おむすびの会 澤口様、一般社団法人ハレルワ 間々田様)を加え、トークセッションを実施しました。コーディネーターは本協議会の沼田会長が務めました。

 今回、トークセッションで話題に挙がったのは以下の4点です。
 ①  場づくりで工夫してきたこと、苦労したこと
 ②  各団体の活動には、どういった方が参画しているのか
 ③  今後、活動を進める上で、どういった連携を図りたいか
 ④  主催者としての楽しみは何か

 終始、登壇者による軽妙なトークで進行していき、予定していた50分間のトークセッションはあっという間に終了しました。
 会場の様子を見ていると、登壇者の話を聞きながら、多くの参加者が「うん、うん」と何度も頷いている姿がとても印象的でした。アンケート結果にも記載がありましたが、参加者にとって学びの多い場になりました。

4.参加者アンケート結果

 参加者からたくさんの感想をいただきました。ここでは、主な感想を紹介します。

(1)印象に残っている内容

  • 活動の場の成り立ち(1Fと2Fの場)についての話。

  • 協働についての話。 

  • NPO法人格もなかった時代から実際に活動されている方の話、非常に印象的でした。「課題解決」と気負わずに、まずは隣にいる誰かと話して活動を始めること、大事だと感じました。 

  • 単一の場で全てを担わず、選択可能な多様な場をつくる。 

  • 長田先生のお話の中でも、人間関係がいかに大事か、再認識しました。 

  • 長時間だったと思いますが、意外とあっという間に経ちました。講演とても学びがありました。 

  • 地域づくりと言うように大上段にかまえず、もやもやしていることを解決する場を作る。 

  • 講演会の内容がすごく良かったです。本当に良いお話を聞くことができました。 

  • 同じ意見の人と話し合うことが大切ということ。 

  • 活動の場の成り立ち。 

  • 自分達がやっている活動の本質だったり、この先の展望が見えたりと、長田さんの講演は本当に楽しく聞くことができました。 

  • やってる人が楽しいということが、やはり大切。 

  • 万能の場はない。運営が大事。 

  • 長田さんの講演がとても良かったです。ご自身の活動についてもお聞きしてみたかったです。

(2)表彰式・講演会に対する意見・感想

  • 場の提供という点で、参考になりました。 

  • このような有意義な講演会等の開催を今後も計画、継続していただければと思います。 

  • 学びの場をご提供いただきありがとうございました。今後もぜひ積極的にこのような場を設定していただきたいと感じました。また、各自治体が抱えている悩みや課題をテーマにした講演会やワークショップなどを開催していただくのもよいのではないかと感じました。 

  • トークセッションは良かった!! 

  • 長田さんの話はおもしろかったです。 

  • 地域にこのような場があること、それぞれの団体の想いをきけてよかったです。

5.おわりに

 今回の「地域づくりAWARD表彰式」及び「地域づくり講演会」には非常に多くの方にご参加いただき、主催者として感謝申し上げます。今回の表彰式及び講演会が今後のみなさまの活動の参考になれば幸いです。

 地域づくり協議会では、今後も地域づくり団体や行政職員向けの交流、研修事業、顕彰事業等を実施予定です。みなさまのご参加・ご応募をお待ちしております!!

(群馬県地域づくり協議会事務局 栗原、田辺、星野)

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