見出し画像

家族で海外赴任した日のこと

2020年の6月に家族でフランスにやってきたわけですが、生活を立ち上げるまでは、やはりいろいろありまして、その辺についても、ちょくちょく振り返って書いていきたいと思います。

家族同時にいくことにした

ボクたちは、新型コロナがいっきに世界に伝搬して、ヨーロッパが原則入域禁止となっている2020年の6月に、フランスにやってきました。

仕事ということで例外的に入国できたわけですが、当時は入国できる確約もなく、実例も少なかったので、かなり不安でした。

海外に住むことも初めてでしたし、フランスに来ることさえ、ボクは初めてだったのです。

一番気になっていたのは長女のことです。

4月に友達たちが高校に入学していくなか、通う高校もない状況でフランス行きを待つという状況になり、さぞ不安だったと思います。

今なら渡仏できるかも、というチャンスがふいに訪れたときには、悩みました。普通なら、まず父であるボクが先に渡仏して、家を見つけて、みんなを呼び寄せるというような流れが安全なのかもしれません。先遣隊というやつです。

しかし、3月にギリギリのタイミングで取得していたビザ(その後、フランス大使館が閉鎖され、発給がストップ中だった)が切れてしまうと先が見えない。

家族同時にいこう。

嫁さんとも相談を重ね、家族みんなで同時に渡仏して、一緒に家を探すことにしました。

仮住まいはAirbnb

仮住まいはAirbnbでアパートを借りました。

まず、コロナの状況を受けて、ホテルの営業状況が不透明でした。現地の人からの情報も、なんだかはっきりしなかったのは、やはり目まぐるしい状況の中で、責任の伴う情報を安易に流せないためだったのだと思います。

家が見つかるまで、長期に住む可能性も考えると、家族5人がなんとか過ごせるホテルというのも簡単には見つかりません。

アパートにしました。
アパートといえば、airbnbがいいらしい。

初めてなんですけど、ということも言ってられず、検索を開始。

しかし、最初にアプローチしたアパートからは、コロナの状況が落ち着くまで、貸すのはやめたいと断られました。これはヤバイと思ったのを思い出します。

ヨーロッパで、アジアから来る人をどんなふうに受け入れてくれる雰囲気なんだろう。果たして、宿は見つかるのだろうか。
とても不安になりました。

日本から、必死でリサーチして、口コミ評価の高いアパートを見つけました。そこのオーナは快く、予約をOKしてくれたので、あとはもう、気が変わらないことを祈りつつ、渡仏したのでした。

渡仏の翌日から出勤

たくさんの段ボールとともに、なんとか宿にたどり着きました。

水漏れがしているので、少し別のところで過ごしてほしいと言われたときには焦りましたが、数日後に戻ってきたアパートは、まったく問題なく、オーナーさんはとてもフレンドリーで、約2ヶ月を快適に過ごすことができました。

夜に到着して、翌朝からひとり出勤。家族を残して出勤。

自分のことも不安でしたが、家族のことも心配でした。

とにかくまあ、そんな感じでフランス生活を始めたのでした。

応援よろしくお願いします!