新型コロナウイルスのワクチンをフランスで接種
こんにちは。ぐもじんです。
今週からついにフランスでは、50歳未満の人たちへの新型コロナウイルスのワクチン接種がフルオープンとなり、5月31日に嫁さんと接種をしてきました。今日は、このことを少し書きたいと思います。
ここで、フルオープンといったのは、それまでも、打てる人はいたという意味です。リスクがある人は打てましたし、今日か明日、予約枠が空いていたら、予約していいというものでした。
接種までの流れ
数日前に予約しました。ファイザーです。
フランスでよく使われている医療サイト(病院の予約やオンライン受診などに使われている)であるDoctribのCovid予約コーナーから予約できました。
49歳以下の人は、モデルナも選べるようですが(アストラゼネカは選べないようです)、どちらにするかというのも、この予約サイトで指定できます。というか、場所によって決まっているので、ファイザーが打てる会場を選んだということになります。
当日、体育館のような会場にいきました。車で30分ほど離れた、初めての街です。
まずは受付です。
人は少なくて、すぐに受付してもらえました。おそらく、パソコン端末で、予約した人だよねというのを確認したのだと思います。
続いて、医師との面談。
女性の若いお医者さんで、英語も話せる人だったので助かりました。アレルギーはないかとか、今熱はないかとか、基本はNOという回答でなければ接種ができないような質問に答えながら、熱も測り、端末に住所などの情報を入力してくれていました。
そして、ワクチン1回目を受けたという証明書をこの時点で頂きました。2次元バーコードのついた紙も。おそらくこれが、今後の移動やイベントの入り口管理で役に立ってくれるものだと思います。
となりの接種コーナーの椅子で待つように言われ、しばらくすると、看護師さんが、左でいいんだよね。サバ?サバ?(大丈夫?元気?)などと声をかけてくれながら、最高の笑顔で、注射を打ってくれました。
接種の後は、指定した場所で、15分待って、問題なければ勝手に帰りました。勝手に帰っていいのかなと思いましたが、前の人もそうしたので、大丈夫そうです。
感じたこと
フランスでワクチンをうったというのは、それなりに感慨深いものがありました。気づいたこと、感じたことを書いておきます。
予約なしの人も打ててた。
ボクらの前に受付にいた若いお姉さんは、予約がないので先にどうぞと、譲ってくれました。この人、受け付けられるのかなと思ったのですが、最後の15分待つ椅子のところで、出会ったので、無事に受けられたようです。そんなのありなんだ・・。
予約がスムースだ。
Doctribのような予約サイトでは、今予約できるタイムスロットと会場が一目でわかるので、とても便利です。キャンセルもできます。フランスは、人々はかなりアナログで、古き良き感覚を備えているなと思うのですが、こういうITシステムは、かなり浸透していると感じます。
予約できるタイムスロットは、かなり流動的で、あるときにバっと増えたりしますので、ときどきチェックしておくことが大事でした。
医療データを端末に入力するという作業を、医者自身が行うというのは、やや新鮮でした。こちらは、車の修理にしても、まず紙に申込内容を書いてくださいというステップは飛ばして、こちらの情報を医者や店の人がどんどん端末に打ち込んでいくというのが自然のようです。合理的で好きです。
看護師さんが、優しすぎた。
終始、最高の笑顔で接してくれました。
温度管理が不明。
ただ、注射器は、いつの間にかすっと出てきたので、温度管理とか大丈夫かなという一抹の不安はありました。古い半開きのクーラーボックスが置いてありましたが、、
15分待って勝手に帰るのも好き。
最後に帰るときは、自由です。一応、みんなちゃんと待っていましたし、帰るときは、なんとなく、みんなとお疲れという挨拶を交わして、出ていく感じでした。見知らぬ人とか、関係ないこの感じが好きです。
今週は少しダルイかも。
月曜に打って、2日で腕の痛みは消えましたが、3日間は少しだけ、体がダルかったかなという感じです。2回目の方が、副作用は大きいようですが。
2回目は25日以降ならOKと、1回目の証明書に書いてありました。ただ、フランスでは、もう少し間隔を開けることも推奨している雰囲気です。有効期限が6ヶ月なのか、わかりませんが、年末に切れるのはいやなので、7月の初めに2回目の予約をいれました。
おわりに
ということで、1回目の新型コロナウイルスのワクチンをうった話でした。この勢いでいけば、すぐに国民の半数くらいが1回目の摂取完了となり、感染拡大の勢いが落ちれば、急速に世の中は落ち着いてくれるのではないかと信じています。
ワクチン1回目の後の、気持ちの緩みが危ないという記事もありましたので、もう少し気をつけましょうね。
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