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本屋にて

2022/12/25

クリスマスに本屋に行った。卒論で使う絵本を数冊ぱらぱらめくりたくて、どれも有名だから図書館より本屋の方が確実にあるだろうと思った。ついでに好きな本を数冊自分用に買えばいいじゃんね。完璧な計画。

林明子『ふたつのいちご』
今日マチ子『すきっていわなきゃだめ?』
レオ・レオーニ『あおくんときいろちゃん』
時田史郎『うらしまたろう』
長谷川摂子『もっきらどおんどん』
モーリス・センダック『かいじゅうたちのいるところ』
を立ち読み。論文中で触れるのは下の3つ。『すきっていわなきゃだめ?』はすごく現代的なテーマでびっくりした、大人向け絵本のコーナーにあったけど、教育絵本ってかんじ。『あおくんときいろちゃん』はじめてちゃんと読んだけどいいな、親もみどりになっちゃうところがとくにいいな。『ふたつのいちご』がおやゆびひめ(?)みたいでとってもよかった。

小さい子がプーさんの絵本を欲しがってて、母親に「それ赤ちゃんの本でしょ、こっちに楽しそうなのいっぱいあるよ」って誘導されて「プーさんないじゃーん!」って怒ってておもろかった。
「ねこちゃんもあるよ、このねこちゃんかこのねこちゃんか」と言って『100万回生きたねこ』と町田尚子の『なまえのないねこ』を示す母親。名作かトレンドかというところね。
小さい子が「このねこちゃん」と言って指したのは酒井駒子の『よるくま』。「これ?これくまだよ」って言われてる。たしかに表紙の絵だけ見るとねこに見えなくもない。

「おかあさーん」と叫ぶ女の子とすれ違ったけど、もう一度反対方向にすれ違う時にはお母さんと手を繋いでて安心した。街中とかショッピングモールならともかく、本屋の限定された範囲内であれだけでかい声出してたらすぐ会えるだろうとは思ったけど、その子にとってはお母さんに会えるまでの時間も空間も膨大だったろうな。

川上弘美『このあたりの人たち』
ルイス・キャロル『不思議のの国のアリス』
小川洋子『約束された移動』
を購入。後輩が教えてくれた『密やかな結晶』を買いたかったのに、タイトルがわからなくて、これかな?と思ったけど違った。貸してもらう約束を取り付けた。
そのあと図書館に行って鴻池朋子『どうぶつのことば』を借りる。冬休みの課題図書多。よきクリスマスだ。

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