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いつまでもそこにある

子どもにはいろいろな経験をさせたい。
将来的にも、経験は大きな価値になると思う。なるらしい。
twitterをよく眺めていると そんな意見を目にすることが多い。

うちはごく一般的な、世帯年収低めの地方暮らしの4人家族。
夫婦それぞれ仕事へ行き、なんとなく家事をして、なんとなんく子どもの世話をして、割と食べたいものを食べて暮らしている。

そんなことをしているいとどうだ、お金も時間も湯水のように流れていく。
当たり前だ。

そして毎日をいつも通りに過ごすのに精一杯で、
「経験」なんてものは買えやしない。

経験はお金では買えない。そういうものもある。
けれどそこに行きつく前にお金が必要なことが、ままある。

私は何のためにお金や時間を使って生きていきたいんだろう。
最終的には、それぞれが思い描く「幸せ」に行き着くため
ではないだろうか。

先日、マツコ・デラックスが
「幸せとは他者を介在させずに喜びを得ること」だ
と言っているのが話題になっていた。

子どもが幸せなら私も幸せ。
そう思う節がある私はめちゃめちゃ他者を介在させていた。
でも親である以上そう思うことは間違いではない。
だって可愛いし。笑顔見たいし。
けれどそれが私のすべてではない。

子どもたちが寝た後に食べるアイス、幸せ。
美容室へ行って綺麗にしてもらえる時間、幸せ。
誰にも邪魔をされずやりたいことをやれる時間、幸せ。

他者を介在させる幸せも、他者を介在させない幸せも
自分で好きなように選び取っていこうと思う。

お金があってもなくても。

まずは手の届く範囲の経験から積んでいって、
視野を広げて、将来の選択肢を増やしていってほしい。

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