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子猫の命の期限を決めるのは私たち?

前回のnoteはこちら

さて、保護してくれる団体の方に連絡をしよう。

とその前に、そういえば知人のお母さんが猫や犬の保護活動をしていたな~。紹介してもらった方は少し離れている地域だし知人に連絡してみることに。

事の顛末を説明するとこんな返答が…

「猫白血病ウイルス陽性の猫ちゃんは里親になってくれる人が見つからないから獣医さんにお願いして安楽死させてるよ。」と。

予想外の返答で驚き、頭が真っ白になりました。

それを聞いて猫白血病ウイルスに関する知識のない私たちは安楽死をさせないといけないほど最悪の状態の恐ろしい子猫なの?と思ってしまったのです。

この子保護しない方が良かったんじゃないの…?

助けるつもりがこの子の命の期限を決めてしまい、もっと長生きできていたかもしれない未来を奪うことになるの?

知識も無く猫を保護するのは場合によってはとても無責任なことであり、保護活動をしている団体に頼るというのは迷惑なことなのだと気づかされました。

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↑お風呂から出てドライヤーで乾かされた後の子猫。あなた1時間前まで野良猫でしたよね?人懐っこいね。


その後、紹介していただいた保護団体の方にも連絡をとってみることに。

安楽死を勧められたこと、家には先住猫がいて飼えないことを伝えました。さすがにここで自分達の正義感で保護した子猫をどうか引き取ってくださいとお願いすることはできませんでした。
とはいえどうしたらいいものかと暗い雰囲気になっていたと思います。

ですが、その方から伝えられたのはとてもあたたかい言葉ばかりでした。

猫を保護してくれてありがとう。

安楽死なんてありえないよ。

うちも白血病キャリアの子含め13匹の猫ちゃん飼ってるよ。

健康な子猫に比べたら里親探しは難しいかもしれないけれど、お手伝いするよ。諦めるなんてもったいない。

猫白血病ウイルスも理解さえすれば怖がる病気ではないよ

とすごく前向きに相談に乗ってくださいました。
それまで「保護しない方が良かったんだ」と思っていた私たちですが、「保護してくれてありがとう」という言葉にとても救われました。

最後に「里親が見つからなかったときはどうする?」と聞かれました。その問いかけがあったおかげで、私たちが保護した以上は覚悟や責任を持って里親探しをしようと決意しました。

一旦、里親探しは猫風邪が治ったら開始することとなりました。
しばらくは先住猫と完全隔離し、我が家の1室で過ごしてもらうことになります。

前向きに考えサポートしてくれるボランティアさんと出会うことができて本当に良かったです。わたしたちごと助けてもらったような感覚です。

出会う人が違えば元の場所に戻しに行ってたかもしれないですね‥

つづきます。


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