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おとなになったね

先日もnoteに書いた、甘いものが苦手だけどタピオカにハマった友人。

タピオカにハマっているので、おすすめのタピオカ情報などを送る。ここのは甘すぎないから好みかも、とか限定でこんなコラボドリンクが出てるよ、とかここは基本甘いから好きではないかも、とか。

やんややんや言っていたら、友人が言い出した。

「このトークの女子感が我々と思えなくていまメタ視点でめっちゃウケてるw」

確かに。彼女とは大学一年生からの付き合いだが、どう考えても若い女子だった当時から、女子っぽい話題で盛り上がることはあまりなかったように思う。

それではどんな話をしていたかというと、もちろん恋の話などもしたが、この作品(音楽、文学など)のここがこういう理由で好きだ、一方でここはこう感じる、この件について誰々はこう言っていたが私はこう思う、共通の所属コミュニティの居心地の悪いポイント、お互いの家族のことや今までの出来事など。同意見なことも意見が分かれることもあったが、いろいろなことを掘り下げて議論していた。親しかったもう一人の友人が入ることもあった。

当時あんまり年頃の女子の流行のものには興味がなかった、むしろ流行に乗るなんて恥ずべき行為だとすら思っていたかもしれない。めんどくさいが思うところがあったのだ。当時のわたしたちは俗っぽいものに魂を売り渡すわけにはいないかなかったのだ。

===

わたし

「むかしは流行りものにチャラチャラしおってと思ってたのに」

「今は全力で流行りに乗っかっている」

友人

「流行りに乗っかってる我々がウケる」

「おとなになったねw」

===

そうか、これがおとなになったということか。

わたしは推しがハマってたから試しに飲んでみたらおいしかったからハマっただけだけど(まだ若干めんどくささが残る)、みんながいいと思ってるものでも、流行りでも、とりあえず試してみて、自分が好きだと思ったら好きって言う。流行りものに乗っかるやつだと人に思われたって構わない。

そんな心の身軽さも、おとなになったということなんだなぁ。

タピオカから大人になった自分を感じるとは思わなかったが、また気づきがひとつ増えた夜だった。

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