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まめちしき

南無三

南無三宝の略のことで
聖徳太子の「篤く三宝を敬え」の三宝のこと

土壇場で仏に帰依して
仏頼みってやつはちょっと都合が良すぎる話
どうせなら阿弥陀如来や観音菩薩、地蔵菩薩にお願いしたほうが
まだワンチャンありそうではあるけどね

だけども切羽が詰まった時に
超常的な存在にすがるのは人の定石なので
そりゃ頼みたくなる時もあるよって気持ちも
分からなくもない

絶望的な状況で差し込む一筋の光
一本の蜘蛛の糸、豆の弦
何にせよ希望ってやつが
ここぞっていう時にやってくるのを
人々は期待しているんだ

パンドラの箱に入っていた最後の災いであるにも関わらず
希望ってやつはさ
いつの時代も喉から手が出るほど欲しいワケで
救われたい、助かりたい
人間の三大欲求に次ぐ四番目の欲求として付け加えてもいいくらい

故にその渇望する心が利用されたりする
人の求める気持ちをそっくりそのまま操って
自分の都合に使ったりする
世の中にはそういうこともあるんだ

傍からみたら
到底信じられないことでさえ
心を掴まれたら最後
気が付くことが難しい
いや、気が付いていても安易に戻れない
プライドやサンクコストが邪魔したり
人間関係がそこで再構築されてしまった後では
抜け出すのは難しいんだ

これといって抜け出す攻略法ってものはない
出来ることがあるなら
ひたすらたくさんの希望たちと希望の歴史を知ることで
希望の構造を多面的に見たり人々の挙動を知ることができる

よりたくさんの事象を知ることで
一辺倒にならずに済む
このパターンが来たのかと冷静に対応もできる
希望の誘惑は大きいけれど
学ぶことである程度は回避できる

すごいことではないけれど
まぁまぁ知っていれば役に立つ知識

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