続夜勤さん

半袖を着るにはまだ早かった
腕の毛の鳥肌が立ったり座ったりしてる
日中は暑かったのに
日が沈むと急に冷え込む
ノスタルジックな緩い想いは夜風と共に
キリリっと締められる
さてさてこれから2broのバイオ8実況を見て
お金をもらう作業の始まりだ
3年前はこんなことしているとは思いもよらなかった
深夜、明方まで仕事を詰めてみっちり
バリバリ働いていたから
むしろワーカーホリック気味だった
仕事が趣味だったし、24時間仕事を考えてた
社会人として成長している感覚だけが報酬で
仕事が嫌でプライベートを大事にしている人は
クズだと思っていた
そんな意識が月まで到達するくらい高かった僕が
あの時に馬鹿にしていた作業をすることになるとは
何の因果だろうか
今なら鼻先で笑ってしまうよ
代わりに自分の事に集中
プライオリティが変わることが悪いわけでもないし
手段と目的を履き違えなければ
自分で自分を納得させるだけなんだろう
まぁ3年前の自分を納得させられる様なものを
見せてやるよ

了