仮想交差点



歴史を知るということと
仮体験するということ
それはビジュアルで観る映画だったり
エンタメでの脚色や誇張はあれど
自己の妄想の中でその場を仮体験する
先の大戦の中で
兵隊は何を想うのか
勧善懲悪では語り尽くせない
戦争反対でもない賛成でもない
まさに個人が降り立ったその歴史の場所で
生きるということは
現代と全く価値観の相違があるように思う
その地に完全安全圏である妄想から立つ
それでも心は震える
何を恐れているのか何を感じているのか
50年後にはああだこうだと結果論で言い尽くせる
だけども今その時は未知でしかない
僕がいる現代もそうだ
おそらく50年後には価値観がひっくり返っていて
ああだこうだとこの時を批評できるのだろう
生まれる時代が違ったことで
交わることなく
出会えなかった友と
出会えなかった敵と
出会えなかった景色に想いを馳せて




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