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『balcone di guji 虎の穴』Vol.6


(こちらは今年4月に自社サイトにて公開した記事に、加筆・修正を加えて投稿しています)

balcone di gujiとご縁のあるブランドに迫ってきた虎の穴シリーズも皆様のおかげでvol6まで回を重ねることが出来ました。本当にありがとうございます。

そして今回は特に結びつきの強いブランドであるma'ry'ya(マリア)のデザイナーであるマリアさんにお話を伺うことが出来ました。

元々balcone di gujiの命名者はマリアさんでして、そういった所からもかなり親しくして頂いていることがお分かりいただけるのではないでしょうか。

柔らかでフェミニン且つ存在感のあるニットスタッフ、お客様共にファンが多いブランドであるma'ry'yaの魅力に迫りたいと思います。

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バイヤー岩佐、高階:今回は貴重なお時間ありがとうございます。

マリアさん:こういうの慣れてないから緊張しますね。

高階:あまりこういう機会って少ないですか。

マリアさん:そうですね、あまりないですね。

岩佐:普段お話いただいている感じで全然大丈夫ですよ、リラックスしていきましょう。実は一番緊張しているのは高階ですから。(笑)

マリアさん:そうなんですか?

高階:一応お聞きしたいことは用意してきてるんですけど、バイイングとは違った意味で緊張しますね。(汗)

マリアさん:私も緊張してます!

一同:(笑)

高階:では早速なんですがma'ry'yaをスタートしたきっかけを教えて頂けますか。

マリアさん:こんな服があればなぁという想いが、自分が着たい服をデザインしたコレクションを始めたきっかけです。

高階:マリアさんの柔らかい人柄が一点一点に反映されていますよね。それは毎シーズン思いますし、ブランドがブレていない証拠でもあると思います。

マリアさん:照れますね。でもそういう風に伝わっているのであれば凄く嬉しいですね。

高階:取り扱っているどのブランドもとても重要なんですが、中でもma'ry'yaは特に思い入れが強いかもしれません、、、、あくまで個人的思い入れですが、、、、、(汗)あんまり言うと何処からかツッコミが入りそうだけど、、、、(汗)

岩佐:そうだね。(笑)

マリアさん:(笑)

高階:マリアさんがデザインをするうえで大切にしていることってありますか。

マリアさん:着る人が自然に、心地よくいられることが大切だと思います。天然の素材と優しい自然な色使いを基に、デザインし過ぎずにディテールやバランスに気を付けています。あとは着た時の全体のバランスもとても大事にしていますね。

岩佐:ma'ry'yaのニットって、いわゆるファクトリーブランドにはない余白を感じるんですよね。抽象的な表現にはなってしまうんですが、スタイルに柔らかなニュアンスが生まれて着ていると気分も軽やかになる気がするんです。

高階:最初はためらってしまうシルエットでも着てみると凄くしっくりくるんですよね、これがma'ry'yaのニットの独自性であり凄いところだと思ってます。僕達スタッフのみならず、毎シーズン入荷を楽しみにして頂いているお客様が多いのはそういった魅力に惹かれてる部分もあると思うんですよね。

岩佐:さすが毎シーズン個人オーダーしてるだけあるね。

高階:いえいえ。(笑)

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高階:アイテムだけでなくショールームやピッティのブースも、とても素敵な印象です。 ブランドのイメージに合わせてラックや小物などもマリアさんが選んでいるんですか。

マリアさん:服に対しての考え方と同じで、心地のよい、落ち着ける空間になるように心がけています。天然の素材を使った自然な色合いのコレクションに合わせて、展示会においても植物を置いて工夫したりしてますよ。

高階:このゆったりとした空間に入るとついつい気がゆるんじゃうんです。そしてついつい長居してしまうというパターンがいつもの流れなんですよね。

マリアさん:出張でみなさん疲れていると思いますので少しの時間でもリラックスしてもらえれば嬉しいです!

高階:もちろんですよ、リラックスしすぎているぐらいです。(笑)バイヤー陣だけでなく出張に同行する店舗スタッフもこのショールームに来れるのを楽しみにしてるぐらいですから。

マリアさん:ホントですか~?へへ

岩佐:ホントですよ、皆楽しみにしてます。

マリアさん:嬉しい!それは頑張りがいがありますね。

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画像8ピッティ入場後はまずこちらのブースに伺うのがお馴染みでして、ショールームの雰囲気がギュッと凝縮されたスペースになっています


岩佐:ではちょっと質問を変えてプライベート的なところもお伺いしたいんですが、オフの日などはどうすごされてますか。

マリアさん:教会に行ったり、時間を見つけて身体を動かすように心がけています。

岩佐:教会か~素敵ですね。心洗われそうです。

高階:身体動かさないとダメですよね、、、、僕も最近走り込みしてます。

マリアさん:ここに来てくれるときはイタリア出張も後半戦だから、高階さんはゲッソリしてることが多いですよね。(笑)

高階:いや、ほんとに年々体力が、、、、気を付けます。(笑)

マリアさん:頑張って下さい~!

一同:(笑)

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画像10デザイナーであるマリアさんご本人自らの説明を受けながら、試着、試着、試着、とにかく試します。

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画像12ちなみにピッティのブースでもオーダーは可能なんですが、折角なので僕たちはミラノのショールームのゆったりとした空間の中でしっかりと吟味させて頂く形をとらせていただいていまして、そのあとご家族一緒にお食事をさせてもらうというのが通例となっているんです。


岩佐:長らくお付き合いさせていただいていますが、マリアさんから見てgujiの印象はどうでしょう。

マリアさん:日本に行った時にお店に伺ったことがあって、京都店ではちょうど来店されたお客様と直接お話する機会にも恵まれて、とても素敵な時間でしたね。

高階:やっぱり嬉しかったですね、実際僕たちが立っているお店に来てくれるというのは。と同時に身が引き締まる思いもありました。

岩佐:デザイナーさんがお店に来てくれるって中々無いからね、海外だと特に。あと僕らバイヤー陣の印象はどうでしょう。

マリアさん:お二人はいつも気さくに接して下さっていますが、勉強熱心でとても謙虚だといつも感じていますよ。

高階:勉強熱心だなんて、、、ありがとうございます。毎回思うんだけど、自分達に対しての印象を本人が聞くって凄い恥ずかしいんですよね。(汗)

マリアさん:恥ずかしがることないですよ、ホントにそう思ってますし。

高階:ありがとうございます。(照)

岩佐:まぁ、お決まりの質問ということでね。(笑)

画像13ピッティ会場での装いとは違いミラノではストリートなスタイルも着こなす岩佐、スタイリングの幅の広さは社内随一です。

画像14ある程度セレクトするアイテムが決まった後は色やオーダー数をどうするか熟考します。僕らも資金が湯水のようにあるわけではありませんので、この時ばかりは一際真剣な表情に。gujiに来て頂いているお客様を想定しつつ、新たにトライしたくなるようなものもピックアップします。

画像15マリアさんの旦那様である鴨脚暢次さんこと『ノブさん』、とても気さくで謙虚な方ですがモノづくりへのこだわりには一切の妥協がありません。

ちなみに以前は、ご自身のブランドである『SE BY ICHO NOBUTSUGU』の取り扱いをさせて頂いていました。ノブさんが生み出すオールハンドメイドニットはかなりの感動ものです。

画像16モデルを務めるのはノブさんとマリアさんのご子息である『ノブヤ君』、毎シーズン彼の成長を感じると共に僕らは自身の老いを感じているのです。

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高階:では最後にma'ry'yaのアイテムを毎シーズン心待ちにしている方々へメッセージはありますか。

マリアさん:ma ' ry ' ya を通じてみなさんと知り合えたこと、とてもうれしく思っています!これからもどうぞよろしくお願いします。

岩佐高階:よろしくお願いします。ありがとうございました!

画像17最後は恒例の記念写真で〆です。ちなみに岩佐、高階が着ているニット、おそろいです。

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いかがでしたでしょうか、今回の『ma'ry'ya interview』、終始和気藹々とした雰囲気はいつも通りではあるんですが、バイヤー陣がいつも以上にリラックスした感じがありました。

お付き合いの長さもあると思うのですが、やはりそれはマリアさんご本人の柔らかな雰囲気がなせる所なのかなと。

この空気感が少しでも伝われば幸いですし、実際に袖を通して頂ければその魅力に気付いていただけるんじゃないかなと思いますので、気になった方は是非店頭に足を運んで頂ければと思います。

もちろん、オンラインサイトにもぞくぞくとアップしておりますので、そちらもチェックの程よろしくおねがいします!!


≫ ma'ry'yaの商品ページはこちら


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