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#106『二次元vs三次元』草太ブログ2020.4.20

おはようございます、草太です。

緊急事態宣言、外出自粛、StayHomeなどの言葉はもう毎日耳にしますね。僕も仕事以外では外出を控えています。家で過ごす時間が多くなると、テレビやYouTubeなどを見る時間も増えます。

今まで直接会えていた人なのに、画面越しのコミュニケーションを余儀なくされるという現状。オンライン飲み会とかオンライン授業みたいな『オンライン○○』というものがとても増えてきました。

音楽アーティストなど、ステージでリアルでパフォーマンスをしていた方たちは今、未公開だったビデオをYouTubeに公開したり生配信という形でライブを体感できるようにしたり、画面越しにファンとコミュニケーションをとれるように方法を模索しています。つまり、ステージが三次元(リアル)から二次元(画面)へと変化してきているということです。

二次元の特徴は、画面(カメラ)の外に逃げてしまえば世界から消えることが出来るという点ですね。ラジオとかの場合も、マイクを切ってしまえばいなくなることが出来ますからとても気が楽になります。生配信じゃないのなら収録後に編集もできますから。クオリティはさておきね。

でも二次元のステージには、超強力な競争相手がいます。日本の宝、アニメーションです。

つい数年前、YouTubeの世界に『Vtuber(バーチャルユーチューバー)』という刺客が現れました。モーションキャプチャなどを駆使して、極めてリアルに近い動きでキャラクターを動かすといういかにも次世代な技術とコンテンツ力で、当時ものすごいスピードでチャンネル登録者やSNSフォロワーを獲得していったということを覚えています。

ちょっと脱線するけど、モーションキャプチャのこと言っちゃうのってなんか"ミッキーマウスの中身"みたいな話で夢を壊しかねないね。ごめんなさい。「ミッキーマウスもキズナアイちゃんも実在する!(白ひげボイス)」

話戻します。(笑)

今までは、プロジェクションマッピングやホログラム、VR(バーチャルリアリティ)などを使い"二次元を三次元で表現する"ことを目指していました。そして実際に表現できたとき、僕たちは「キャラクターたちが近くに来てくれた」ように感じました。僕も、初めてプロジェクションマッピングを生で見たとき鳥肌がたったのを覚えています。二次元が三次元を目指すと、近づいてくるように感じるんですね。

そして現在、"三次元を二次元で表現する"ことが求められています。今まで開催していたライブや握手会もできず、画面越しにどうにかしてコミュニケーションをとろうとしています。音楽アーティストやタレントに限らず、友達なども「遠い存在になってしまった」と感じざるを得ません。

この感じ方の差は僕たちが三次元の世界に生きているからだと思います。しかし、ステージは二次元へと変化しています。日本人が育ててきた宝『アニメーション』がまさかこういう形で競争相手になるなんて。まるで、剣道vs柔道みたいな戦いを強いられているような気さえします。共存する方法ももちろんあるんだろうけどね。

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