魔法のコンパス(2)

今、読み終わりました。2日で終了。個人的には「僕、西野さんと共通点多いかも」でした(笑)


・食事に興味がないw

・問いつづける(≒ロジックが分かれば、解ける)

・興味あることを突き進める(今の仕事≒ほぼ趣味)


なので、本の中身にはあんまり興味がわきません(メッチャ失礼)でしたーというより、考えが近いから「そりゃそうだよね」という感覚。

話術や文章構成は、毎週キングコングで笑わせてもらってたりするので、自分に出せないワードが出てきたり、オチをつけるパターンを勉強させてもらったり・・・そういう面で楽しませて頂きました。(いわゆる、心理誘導/心理学に近い内容)


言語化が難しい(というより専門用語使いたくない)のですが、心理学/物理学でいう「承認欲求」「メタ認知」「価値観エントロピー増大」を示唆するポイントには引っかかりました。特に、戦争問題/町の循環の2つ

戦争/いじめを止める方法

『確率論の話なので、戦争/争い/いじめはゼロには出来ませんが、零には出来る』これが僕の持論です(学問的に根拠言えるので、持論でもなくなったのですが…)。

タモリさんのセリフ「Love & Peace」について、「人はスキがあるから、(他者)を平和にできない」、これがこの本で一番刺さりました。生物として、種の保存の根源に触れるところ。人間スケールに合わせると…


家庭内・・・DV/親の一方的な指示

学校・・・いじめ

会社・・・○○ハラスメント

社会・・・誹謗中傷

国・・・戦争

ざっくりと書きましたが、これらはスケール(人間の数)が違うだけで、

「理不尽/価値観(Love)の他者への一方的押し付け」≒コミュニケーション拒否』と言えます。なお、加害者側は「加害認知がない(自分がされた場合のことをイメージする能力が低い)」というのが前提条件にあります。

種の保存観点では「弱者が強者に食われていき、強者が死ぬと植物や微生物の肥料となる」ような食物連鎖が、地球内で憶年単位で繰り返し。そんなスケール単位の話なので、、、人間というたかが1種族が『いまだに、価値観の押し付け(Loveの取り合い)で争い』をするのは、自然の摂理(生存本能)には沿ってしまう、当たり前やん。。。という話になります。

では、戦争を零にするには?答えは↑に出てます。逆のことすればいいのよ

戦争を零にする方法(今の僕の答え)

「価値観/Loveの一方的押しつけかどうかを確認/判断できるようになる」「コミュニケーション拒否しない」この頻度が最大になるよう、システム設計(法律/企業制度/学校規則/家の掟)に心理誘導していく

これが、現時点での僕の答えです。これが出来ないということは、他の哺乳類/爬虫類含めた動物と同等レベルの「本能が制御できない、深層心理はビビリな人」と解釈できます。

だって、生物はそうすることで種を保存してきたんだもん。群れからはぐれたサバンナのシマウマは、ライオンの餌になりますよね?→(怖いから皆集まって移動した方が安心)ですし。ダチョウ倶楽部の『押すな押すな→(押してね)』や、某国の『核ミサイル撃つぞ撃つぞ→(お金ないから助けてくださいね)』と同じパターン。ね?


もう少し具体的に言うと「価値観/Love」を人事考課から極力排除して、その価値観/Loveに対して「どういう行動で、工夫し付加価値を生み出したか」が評価される人事制度になればいいんですよ。個人的に一番しっくりきたのが、ウィルPM社の「行動科学マネジメント」。


最近HPが更新され、少しわかりにくくなりましたが、人事制度(成果主義)に問題がある理由と対処方法を書いてるので納得できるし、なんだって「NASA(アメリカ航空宇宙局)」が導入している人事制度ですから。理論で勝てるわけない…

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問題がある組織を日本で言うと、、、

・公務員系:各省庁、官僚、国家公務員、地方公務員

・司法系:警察、検察、裁判官

・銀行/医者

この辺りの業界って『成果主義』でしょ?ミスしない人が出世する。出世することを目的に出世する。ゴマ擦り、ヨイショしたetc...。「組織の人員のために制度を設計できる立場にあるトップ(○○大臣/長官≒経営者)は、心理学(パレート則)を知らないし、権力を持てば持つほど「自分の判断は賢い」と錯覚するのが動物とも言えるようで、プライドが高すぎてアイデア出しても実行までには至りません。

アイデア出す→同調圧力で潰される→周りから潰されるのを恐れるので、出ない杭になります。この無限ループ。特定組織集団の価値観(ルール/常識)を守らない人が問題視、制裁、非難されてきたのが、今の日本人ですから。

ハイ、そういうわけで、今の50歳以上のオジさん~おじいちゃん世代では無理っす。だから、僕より賢い、ネット世代(TVよりもYouTubeやTiktok使う)彼らの世代が、法律決済権限を持つまで、この情報をギブし続けるのが、今の僕にできる精いっぱいの努力です。


町の循環

もう一つがこれ。これは本質的には「エネルギー資源の循環問題」とも言えます。僕たちの生活に欠かせない電気の元は化石燃料/原発/風力など、熱力学を駆使して電気に変換することで賄われています。運動エネルギー保存則(鋼の錬金術師でいう「等価交換」)、という話になるのですが、発電から変換された電気エネルギーは、通信(スマホ)では通信、エアコンでは冷風(圧力減による温度低減)などに変換されますが、対価(というより損失)として熱が発生します。

エネルギーの変換効率は100%でなく、一部が熱となって散逸します。(だから、PCやスマホは熱くなる)通信を受け取る側(経由するサーバー)でも熱が発生しますし、エアコンだとベランダの外のファンは熱いです。

別にいいじゃん。

かもしれませんが、、地球全体でみると、温暖化→熱バラツキ→海面温度バラツキ→台風/火災が年々激しくなる→自然という理不尽にあう、という方向に進みます。これ「風が吹けば桶屋が儲かる」の逆verで、「桶屋が儲かる→風邪が吹き荒れる」というパターン。インフラ壊滅した日本で通信NGになったら、、、スマホどころじゃないでしょ?

西野さんの話の場合、「町を作って、資源/サービスを循環させることで、参加者全員ハッピー」感なのですが、地球全体でこれやると散逸エネルギーによって地球がえらいことになります。

もちろん、今の世の中じゃ、公共機関や特定組織では誰も助けてくれない所はあるし、理不尽な目に合う→自殺まで追い込まれてしまうくらいなら『逃げ道の1つとして西野亮廣エンタメ研究所に入ってギバーになる』のは一つの手段としてOKかなと思います。

地球全体で「エネルギー資源の循環問題」を考えた場合、人類のテクノロジーは上がっていく一方なので、散逸エネルギーは止めようがありません。散逸エネルギー、転じて『火災や台風などの災害級の自然エネルギーを利用・循環』する技術はまだ明確には存在していないのかなぁと感じています。

いや、『地震抑えろ、エネルギー逃がして震度弱めろ』とか、『海水温度上昇抑えて台風発生抑えろ』とか、『大火災時に大雨をピンポイントで振らせろ』みたいな話なので、魔術師レベルの技術なのはわかってますよ(泣)

いま、僕にはエネルギー資源の循環問題に対する答えを持ち合わせていません。ごめんなさい。


人間同士の争いで言うなら「化石燃料→石油大国→米中がそこに互いにギブ」みたいな話はできそう、、、なのですが、『互いの価値観を認知できる人事制度が世界中で浸透した後の時代』の話になりそうです。少なくとも僕は生きていません。

やっぱ、難しいね。でも、難しいからこそ、問題の解き甲斐があるんだよねぇ。noteを書きながら、そう思うのでした。

(おわり)

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