ぼくらワールド解体新書(1)夢に見た未来と21世紀
宇宙を夢見たぼくは、まだ地上にいる。
空を浮かんでいるはずの車は、まだ地上を走っている。
ぼくが生まれた1979年は、まだ21世紀への夢があふれていました。
フランスと日本の合同プロジェクトで宇宙探査を行う計画があったとか、実家にあった図鑑には書いてありました。
今、生きている21世紀は、ぼくが知っている20世紀が夢見たものとは色々違います。ぼくがこどもの頃図鑑に載っていたのはこんな未来でした。
車は空中に浮かんで移動し、ジャンボジェットが双胴でたくさんの旅客を乗せることができる。人は普通に空中を飛び、空中都市がある。そんな未来でした。
また、宇宙旅行はふつうで、なにも特別ではなくなっているはずでした。
実際に描いてみると21世紀は地に足が付いてなくて、空ばかり見てる感じがしますね。
実際のところ21世紀の今日はどんな世界なんでしょう?
だいたいこんな感じのようだけど、違うところで21世紀は21世紀していると思います。
インターネットとか・・・・・・。
歩いて会いに行けない距離、走っても1日では間に合わないし、電車に揺られても、車をかっ飛ばしても会えない距離なのに、インターネットならすぐにつながっちゃいます。
それが21世紀。
そして、いろんな人がいろんな発言ができるインターネットは、情報が多すぎて食べきれない状態に見えます。
こんな感じで。
当然、美味しい情報もあれば、
不味い情報もあります。
そして情報には間違った情報
正しい情報もあります。
当然、美味しい情報が良い情報とは限らないですし、美味しい情報が悪い情報だったりすることだってあります。
ということは、不味い情報だって、必ずしも悪い情報とは言えなくて、むしろ良い情報だったってこともありえます。
そんな情報がどんどん流れてくる。今はそんな風な世界に見えます。
とめどなく流れてくる情報という料理を、ぼくらは味ではなくて、受け取った料理=情報が正しいか間違いかを判断しなくちゃいけない。すごく大変です。
だって、そうそうなんでもかんたんに〔正しい〕/〔間違い〕と白黒つけられるわけじゃないですもん。
ということで、また来週。
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