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【メディアジム勉強会】メディアダイナミズムの戦略

この記事はメディアジムの勉強会の開催レポートをまとめたものです。
メディアジム生の振り返りや、メディアジムを検討している方に向けて
活動を紹介するものです。


メディアグロースモデルのおさらい

メディアグロースモデルとは事業を成長させる枠組みです

事業を成長させるためには3つの要素が必要です!

事業を成長させる3つの要素はこれ

メディアグロースモデルに置き換えると…

事業を成長させる為には外部メディアの位置づけが大事!


広告に集客を依存するのではなく、メディアグロースモデルでは外部メディア(広告、広報)は加速装置として使います。
広告をかけて、アタックリストを獲得しメルマガを送ったりする手法をとることもあると思いますがどうなるかと言うと…

・メリットや効果を期待した人が集まりやすい
・商材が売れてもファンになるプロセスを設計していない
・リストを取得する為に定期的に広告をかけなくてはいけない。
・広告の切れ味が悪くなると、利益率が下がってしまう。

まずは集客基盤を作って、外部メディアを加速装置的に使えるようになると、事業が早く成長していく。

・広告費に依存しなくてもいい
・ファンリストを獲得する前に集客して売上が上がった状態
・価値を感じている人が集まる
・ユーザーとの関係は近い
・広告はブランドイメージを伝えたり集客を加速するために使える
・ファンになってもらえるためのプロセスをデザインしているのでファンアンバサダーが見込み顧客にアプローチしてくれる

今回はPR業界のプロフェッショナルKEIKOさんも参加していたので聞いてみました。

KEIKO「広報活動で、テレビや雑誌に掲載されても、自分たちのファンがいたり、基盤となるメディアがないと、ただの打ち上げ花火で終わってしまうから勿体ない。マスメディアでは尺が短く限られた情報しか出せないだからきっかけを作った後は?(・・・。)の状態の人が多い印象」

既存のファンを巻き込み、広報や広告で作った盛り上げをどうやって継続させるか施策が必要です!

ゲスト講師:石井裕一さんの紹介

石井裕一さんは俳優業・執事・会社経営と幅広く活躍しています。

メディア集客スペシャリスト講座の1期生でメディア集客スペシャリストも認定されています。

俳優業では、地上波ドラマを始め、自身をモデルとしたFamily Romance, LLCの映画で主演を務め、カンヌ国際映画祭で上映されました。

また、28歳の時、祖父が亡くなったことがきっかけで、祖父の職業であった執事業を継ぎ、今は、全日本執事協会の三代目頭取も務めています。

事業は、元広告代理店やIT企業での経験を行かして、IT会社と、飲食店と、代行業など複数の事業を持たれています。
すべての事業において、「本物でなくても、本物と同じことをやることで、いずれ本物を超えることができる」という信念を持ってい取り組んでいるそうです。

2019年に出した著書「人間レンタル屋」が2023年に、塩谷瞬さん主演で映画化もされました。

事業家として、様々なメディアにもひっぱりだこで、どれだけショーアップされても、自分を指名してくれるお客様の現場に赴きプレイヤー(代行業)としてその人の為だけに家族を演じ切るプロフェッショナルです。

代行業は、賛否が分かれる仕事ではありますが、事業を始めた想いを大事に誇りを持ってやっている姿を見て尊敬します。マスメディアに露出するのも、自分たちの売上げを上げたい!とか、目立ちたい!とかそんな目的ではなく、仮に代行業に否定的な意見が出たとしても、課題を抱えてる人が少しでも救われるように。そんな想いがあるからだと思います。

外部メディアに出演する際も相手の媒体へのリスペクトを忘れず最大限貢献する姿勢は、事業への取り組み方と同じでカッコイイです✨

全日本執事協会 https://thebutler.jp/
ベル 𝕏 https://twitter.com/thebutler_bell
ファミリーロマンス https://family-romance.com/
石井裕一 𝕏 https://twitter.com/yishii_official

そんな石井さんにプロフェッショナルの仕事を取り上げて貰う、指名される為のコツを聞いてみました。

メディアダイナミズムの戦略


石井さんの過去のメディア掲載の実績紹介
・新聞
・ラジオ
・テレビ
・Youtube(インフルエンサー)
・講演会
・書籍化
・映画化
・海外案件  etc….

枠にとらわれずに、色んな媒体から話が来ているのは、マグレやたまたまではなく…自分がそういう風になるように意図して設計し、発信することでメディアからの取材やオファーが続いています。

何故そんなに外部のメディアに出演する機会が多いのか?

意図して設計しているからとお伝えしましたが、
幅広くひろってもらうためのストーリーの準備が必要です。

1つの事業でも、全部真面目にかっちりじゃなくて遊びの部分をつくる事でエンタメと相性が良くなったりします。


例)うちの事業(代行業)だったら…【謝罪代行】や、【家族代行】がメインですが、【お叱り代行】という商材はエンタメと親和性が良いのでYoutuberから依頼が来たりします。

背景にある想いが大事

ビジネスを開始した時の想いとか、困難からくる経営理念とかストーリーに人が響く。この時も、相手側から何を求められているかを意識している。
会社がどんな事業でいくら(価格)で何をやってるかも分かりやすくあって、事務所とかも構えてあると、マスメディアは使いやすいです。

自身の、それぞれの経営とか事業とかビジョンとかに合わせてどういう発信が出来るか?意識してみると良いかと思います。
また、ライフスタイルに役立つ情報や、見込み顧客が欲しい情報を発信していくことが大事です。これはメディア集客の講座の考え方と同じです。

バランス的には、自分は
会社について7割
経営者としての発信3割
って決めてやってます。

※解説
ここでいう会社についての発信というのは
ダイレクトなサービス紹介の事ではなく、サービスに関連していて見込み顧客の課題解決に繋がるような(他己紹介)コンテンツの事。

どんなコンテンツを発信しているかというと…

例えば
謝罪代行だったら
「上手な謝罪をするにはどうしたらいいか?」とか

ちょっと前にリア充代行もプチバズったんですけど、
「リア充に見える写真の撮り方」とか

例)レンタル執事だったら
「美味しいお紅茶の淹れ方について」とか

フォロワーが少なくてもSNSやコンテンツは見られている可能性が多いにあります。

大きな目的やゴールから逆算する

業界的に、マスメディアで取り上げられるのは。
新聞→ラジオ→雑誌→テレビ とおよそ順番があります。
どう流れをつかんでいくかも大事ですが、何を目的にどこを見て走って行くか大事です。

例)
目的:家族代行は賛否が別れるが、これを必要とし救わてれいる人もいるという事実を知って貰うため

意図:映画化をして、実際に現場でのストーリーを拾って貰い、話題を作りながら広く認知してもらいたい

となれば映画化に向けてやるべき細かい戦略をひとつずつ積み重ねていっています。

ビジネス自体が、相手が何が欲しいかを察知する事ですから、常に誰にどう見えてるか意識していますし、どんな話題を求めているのか?アンテナ常にはる必要があります。自分のやりたい事だけをやったり、発信したい事だけをやってるのは×ですね。

質疑応答

Q:一番初めに取り上げられた媒体ときっかけは何ですか?
A:新聞だったかと思います。自分はSNSが苦手と言いましたが、SNSで検索して見られていました。どんな検索で自分の投稿が引っかかるかな?は意識しています。

Q:同業他社が強い場合どうしたら良いですか?
A:僕なら事業の大きさは勝てないけど、逆に小さく一人一人大事にしているっていう印象にするかなと思います。後は、マツコの知らない世界じゃないけど、好きなもので尖ってエンタメに見せるとか。

Q:マスメディアに出ると、その分賛否両論で誹謗中傷やネットの切り抜きとか起きませんか?
A:誹謗中傷、カッコイイ。大物の証拠じゃないですか。記事で叩かれてもあくまで一部なので気になりません。

Q:どんな話題を気にしているか?をどうやって考えていますか?
A:経験値で分かるのですが、夕方のNEWSとか見ると今のトレンドやマスメディアが気にしているトピックとかワードが分かります。

Q:外部メディアの出演が決まった後はどんな風スタンスで臨みますか?
A:テレビでもYoutubeでも基本、自分の方が自分の事業について詳しいし知っているので面白い企画を作って持って行きます。

Q:テレビにはQRコードや電話番号を出せない時もある。そんな時はどうしてますか?
A:視聴者がどんなキーワードで検索するかな?その時に意図したページが引っかかるかな?って着地する自分たちのオウンドメディアの事は考えてます。ちょっとSEOみたいな話にもなりますが。

受講生の感想・気付き

「色んなメディアに出演できているのは、計画的に取り上げてもらえるように動いているから。ストーリー、色んなコンテンツに応じた経営者としてのストーリーが必要」

「広報、広告を活用するメディアデザインの可視化すると分かりやすい」

「なにか突き抜ける、使われやすいような設計、仮設を立ててから行動する」

「トレンドに沿った発信」

「娯楽やライフスタイルの情報を視聴者にどう響くか考える」

「自分の事業をコンテンツとして見て、相手に合わせて欲しい状態に変化させている。」

まとめ

・外部メディアを使う時は、集客基盤が出来てからの方が効果的!

・広報も、求めている話題の設計が必要

・広報で取り上げられた後、着地するメディアを決めて導線を設計しておく。

集客基盤を作ったら、広報の力を最大限を活用できるようにメディアデザインしてみたいですね!

また次回!

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