資産運用関連のフィンテック企業を追加でまとめてみた
こんばんは!
このnoteでは、現役銀行員や銀行出身者の方向けの副業ノウハウをお伝えしています。
今日は、先日の記事では取り上げられなかった、資産運用関連のフィンテック企業をさらに細かく取り上げます。
先日の記事は、以下からご覧ください。
TORANOTEC:おつり投資
【会社概要】
会社名:TORANOTEC株式会社
事業内容:金融サービス投資、フィンテック開発、アプリ運用
資本金:31億5,728万円(資本準備金含む)
設立年月日:2016年8月17日
登録関係:子会社が投資運用業・第二種金融商品取引業に登録
【サービス内容】
おつりでコツコツ資産形成できるサービス「トラノコ」を運営しています。
仕組みとしては、提携する家計簿アプリ(マネーフォワードやマネーツリーなど)とトラノコを連携し、買い物データを取得させます。その買い物データ1件1件における買い物金額の端数を投資するというものだそうです。
例えば320円の買い物をしたとすると、100円単位設定なら80円、500円単位設定なら180円、1000円単位設定なら680円を投資するという計算で、毎月1回その合計が登録の銀行口座から自動で引き落としされます。
実際の投資先については、トラノコが持つ3つのファンドに限定されるようですが、その分選ぶ手間が少なくなりますね。
コツコツ投資をするという観点では、いいサービスかもしれません。
ロボット投信:投資信託分析ツール
【会社概要】
会社名:ロボット投信株式会社
事業内容:投資信託分析ツールの提供
資本金:427百万円(推計)
設立年月日:2016年5月
登録関係:届出電気通信事業者(A-28-15256)
【サービス内容】
投資信託の月次レポートをクラウドで自動作成できるツール(ロボット・レポート)と、投資信託価額の変動要因を日次で分析・可視化できるツール(ファンド・アナリティクス)という2つのサービスを提供しています。
どちらも金融機関向けのサービスとなっており、ロボット・レポートは複数の運用会社で利用されており、ファンド・アナリティクスは三菱UFJ銀行で利用されているようです。
未来貯金:確定拠出年金の管理ツール
【会社概要】
会社名:未来貯金株式会社
事業内容: 確定拠出年金(DC)情報提供サービス
資本金:3億6,769万円(資本準備金を含む)
設立年月日:2017年6月(2013年7月事業開始)
未来貯金では、みらいナビというサービスを提供しています。
確定拠出年金の資産残高や保有商品の内訳、拠出金の配分変更や資産のスイッチングのサポート、学習コンテンツの配信といった機能を持ち、2021年3月からはロボアドバイザー機能も実装する予定です。
記録運営管理機関がどこであっても、みらいナビを活用することができますので、DC加入者であれば、誰でも利用できるサービスだといえそうです。
efit:FXの投資ロボット
【会社概要】
会社名:株式会社efit
事業内容:投資ロボット作成ツールの提供
資本金:1億2548万7990円※資本準備金を含む
設立年月日:2017年10月19日
登録関係:金融商品取引業者 投資助言業
efitは、QUOREA FXというサービスを提供しています。
約4000種類の投資ロボットが、通貨の価格変動を捉え、適時適切なタイミングで売買を実行してくれるので、利益が得られるという代物です。
FXは、本気でやるとなると、パソコンの画面に貼り付いて為替の動向をチェックする必要があったり、就寝時間中に大きな変動があって損失を計上したりと、なかなか体力的に辛いことも多いので、ロボットによる投資というのは助かりますね。
FINPLANET:確定拠出年金向けロボアド
【会社概要】
会社名:株式会社フィンプラネット
事業内容:金融ロボットアドバイザーの開発・運営
資本金:1億8008万円※資本準備金を含む
設立年月日:2019年4月
登録関係:金融商品取引業者(投資助言業)
フィンプラネットは、fints DCという、確定拠出年金向けロボアドバイザーを提供しています。
全ての運営管理機関に対応しており、企業型DC・iDeCoの両方に対応していることから、汎用性の高いプロダクトです。
susten:成果報酬型のロボアドサービス
【会社概要】
会社名:株式会社sustenキャピタル・マネジメント
事業内容:個人及び機関投資家向け投資運用サービスの提供
資本金:4億500万円(資本準備金を含む)
設立年月日:2019年7月
登録関係:金融商品取引業者
sustenキャピタル・マネジメントは、ロボットアドバイザーサービスを提供する企業です。サービス自体は今年の2月15日にリリース予定ですので、この記事執筆時点ではまだリリースされていませんが、個人的には非常に注目している会社となります。
サービスの骨組みは、ユーザーがスマホでいくつかの質問に答えると、回答をもとにお任せで資産運用を行ってくれるというものであり、ロボアドの1種です。
ただ、他のロボアドと異なるのが、手数料が成果報酬型=投資家が利益を出した時にしか手数料を貰わない、という点です。
先日紹介したロボアド(Wealth NaviやTHEO)は、残高に対して1%の手数料がかかる、というものでした。そのため投資家は損をしていようが、手数料を支払わなければなりません。
ゴールドマンアセットマネジメント出身の起業家が、最先端の投資理論を活用することで、損失を極力出さないような仕組みを整えているものと思われます。
そもそも日本のロボアドは、アメリカのロボアドと比べて手数料率が高い(アメリカは0.25%ぐらい)ので、手数料引き下げのきっかけになることに期待しています。
まとめ
日本の資産運用関連のフィンテック企業を取り上げました。
前回の記事でのまとめにも記載したように、資産規模の小さい事業者向けのサービスが多いようには感じました。
明日以降は海外のサービスを取り上げてみて、どのような景色かをぜひ一緒に確認しましょう!
このnoteでは、銀行員・銀行員OBOGの方が、ご自身の成長につながるような副業に関する情報をご提供できればと思っております。
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