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政治トピックには気を付けて

皆さん、こんにちは。

現在はとても難しい時期です。

2年前に始まったウクライナへのロシア侵攻。ロシアは首都キーウに進軍、その後、ウクライナ東部を占領していきました。現在に至るまで兵士や一般市民に多数の死者がでています。日本を含め西側諸国はロシアに対して制裁を発動し西側諸国とロシアとの間に対立が深まりました。

昨年はイスラエルが、パレスチナのハマスによる襲撃で国民が多数死亡し人質を取られる事件を発端にヨルダン西岸ガザ地区への爆撃が始まりました。それに伴い多数の子供を含む一般市民が殺戮され世界中で非難の声が上がっています。

こんな時、ガイドには何が求められるのかと考えたことありませんか?
実際、私はそのことを考えさせられる場面に何度か出くわしました。

数年前、ミャンマーからの観光客のガイドをした時には仏教国における少数派のイスラム教徒ロヒンジャ族を同国政府が迫害していることが国際社会の非難を浴びることになっていました。
もちろん、そのことには触れずツアーガイドの仕事に徹しました。

また、イギリスがEU離脱を議論していた時、てっきり賛成派が多いのかと勘違いをしてそのニュースについてイギリス人観光客と会話した時、その人は反対の立場だったので会話がけんか腰になったため、すぐに別の話に移して揉めるのを避けました。

いわゆる論争のトピックには触れないというのがトラブルを避けるため当然ですし、楽しい思い出をつくりに来た人々に政治論争を吹っかけるなんて不適切なことは百も承知なことです。

ただどうしても、個人的にその国の人達に言いたい、そんな国の人達のガイドなんてしたくない、と思うくらいに憤りを感じてしまうこともありのではないでしょうか。

ガイドも感情を持つ一人の人間ですから当然あり得ますが、出身国等の属性でゲストを差別したりするなんてガイドがしては一番いけないことです。

ゲストはゲスト、一個人として対応しようと思いつつ、理屈通りにいかないと思える時もあるでしょう。特に仕事でガイドをさせられるとなるとつらい気分にさせられます。そんな時はどうしたらいいのでしょうか。

ある諺を思い出してください。これはガイドに限らず、仕事などの特別の事情で付き合うこととなった相手の属性から相手を受け入れられないと思う時に思い出すべき諺です。

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