いままで取り組んできたこと(随時更新)

タイトルにあるように、noteに自身の経験談や学習歴などについて、主に印象に残っていることやエピソードを書き起こそうと思います。ちょい真面目モード。

1.0.一年次の取り組み

以下では入学後から初めの一年間行ってきた取り組みについて紹介していきます。
1.では【簿記→証アナ→FP】という順で記事を載せています。

また広義の経済(≒狭義の経済学+会計学+金融学+経営学)は「経済」と、狭義の経済は「経済学」と呼び分けることにします。
加えて「金融学」というのはファイナンスのことを指します。

1.1.簿記

まず入学直後、私はある業界を目標としており、有利になる資格に簿記がヒットし、早速簿記に取り組みました。

この選択はゼミに入るうえでも、大学で勉強に熱を入れるという選択双方に意味があった、と思います。

また簿記は会計学だけでなく、経済学・金融学と密接な関係があり、経済を学ぶ上で絶対に欠かせない科目です。

簿記をやると財務諸表といって、企業がどれだけお金をもっていて、どれだか儲けているかなどを大雑把に理解することができます。(2級以上)

3級は完全独学の25時間学習で、公開テスト形式で受け、70点合格のところ、81点で合格しました。

初めは資産負債などの概念をうまく理解できないことに加えて、使い慣れない電卓など、かなりストレスが溜まりやすいので、2-3週間かけて学習するのがお勧めです。

簿記3級、詳しい教材と学習法について

簿記3級だけで学べる内容は薄いので、余力あれば簿記2級の学習まで取り組みましょう。

簿記2級は比較的難易度が高く、合格しなくともしっかりと自学すれば十分です。

ちなみに一度落ちました、え?

1.2.1証アナ [前書き]

この章は私に人生の転機が訪れた出来事で、本当にこの出来事無しの学習歴は考えられません。

大学でこんな噂を聞いたのが始まりです。

資格の勉強を自宅で教えてくれる大学の教授がいて、勉強合間に飯が付いてくるらしいというものです。

そんな“おいしい”話あるわけないと思ってましたが、実際に教授宅に通った知り合いによると、どうやら本当のことのようでした。

初めはそんなことをする教授は面白い人に違いないと、興味本位でその教授の授業をとりました。

自分が関心をもつ経済学の授業だったので、毎回疑問点を一つ残さず授業を消化していました。

するとある日、授業で簡略化した説明がなされ(後から聞いたけど先生も理解してへんらしい、えぇ)、その細部が気になって仕方なかったので、これまで蓄えた知識で教授に突撃しました。

すると、「よく勉強してるね。私のとこで勉強しないか」と教授から謎の勧誘(ちょっと求めてたとこあった笑)をされました。

そして後日、自宅へ呼ばれ、出身や高校、将来の夢などの話をしました。

また毎年自宅で学生に資格の勉強を教えていて、証券アナリストの勉強会をするから良ければ参加しないか、とのことでした。

正直証券アナリストは自身の希望する業界とは、かなりズレていると思い、断る気でいました。(いま考えてもちょいズレてる気するけど、シンプルに勉強なりました。)

その後も授業の度、話す仲になりましたが、なかなか名前を覚えてくれなかったので、なんだか悔しくて会う度に自分の名前を「先生!○○です!」と挨拶してました。

それから少しすると、例の授業内で、パーティーをするので希望者は参加希望のメールを、と履修生全員に呼びかけるなど、やはり少しぶっ飛んだ人でした。

授業後、詳しく話を聞きに行くと、自宅でおでんパーティーをすると言ってたので、そんなパーティーがあるかいと思って、焼肉がいい!とお願いしたら、当日ほんとに焼肉パーティーになってました。笑

開催されたパーティーは本当にお祭りパーティーで、初めて会う人と飯食いながら談笑するといった感じで、最後に勉強会のアナウンスがあり、パーティーは終わりました。

このときも勉強会に参加する気はありませんでした。

そしてパーティーから数日後、教授からなぜか自分が勉強会に参加する前提だと言われ、困惑しつつも悪い気持ち、むしろ良い気持ちしかしてなかったですが、参加しないことをきちんと伝えました。

しかしやたらと証アナを強く推され、まあ勉強になるし面白い人たちが集まるんだろうなと思い、参加を決意しました。

証アナを勉強してみて感じたことは、学習内容は証券に関してだけではないということです。

一次試験は、経済財務分析証券分析とポートフォリオの3科目でした。

届いた教科書をみると証券分析とポートフォリオのウェイトが、完全に倫政(=倫理、政治・経済)のデジャブでした。

ちなみに3科目の厚さ比は2:3:7くらいの記憶です。(後輩にあげたので、いまはもう手元にありません)

※例の勉強会は、教授が高齢のため、私の学年でラストでした

証アナの前書きはここまでにしておいて、次の章では証アナの学習内容について取り上げます。

1.2.2.証アナ [本文]

ここからは証券アナリストの学習内容や魅力について伝えていこうと思います。

まず初めに、証券アナリスト一次試験(受験機会4,9月の年2回)と二次試験(6月の年1回)があり、私は一次試験合格の、二次試験勉強中で、ここでは一次試験についてのみ取り扱います。
(22年8月現在、2次合格しました!)

また証アナの内容は経済学会計学金融学と経済のなかでも主要な3分野を主に取り扱い、私のゼミで行う内容は主に後の2つですので、ゼミ入ってからそこそこアドになりますし、就活の際、金融系では評価も高いです。

経済科目は、初歩から標準的なミクロ・マクロ経済学で、主にADAS曲線の導出までが半分を占めていたかと思います。

他には、代替財の所得効果やコール市場、為替レートなど扱う範囲はそれなりにあり、広く学びます。

財務分析科目は、簿記2級レベルの深さで、簿記が緻密な計算作業であったのに対して、財務分析は粗い計算+その背景や意義に焦点を塗り伸ばしたようなイメージでした。

財務分析の学習価値は、会計の決まりの裏にある意図や目的を理解することにあります。

会計は経済と違って人為的な手がよく見え、その成り立ちや流れ、目的が時代に基づいて変化していく様を感じ取ることができます。

証券分析とポートフォリオ科目は、名前の通り、主に証券分析とポートフォリオに大別でき、証券分析は簡単に言うと自分たちが小学生の頃の1000円ってどんな重みでしたか、いま大人になったあなたの1000円の重みはきっと昔ほどないですよね、という感じでモノの価値が場合によって変わること等を学びます。

額面では同じ大きさのお金でも、昔より今の方が価値が薄れるというのはどこでも当てはまるようなことで、未来のお金の大きさを今のお金の大きさで表現しようとするのが証券分析です。

ポートフォリオは基本的に証券分析の知識が前提で、債権(=あとでお金をもらえる券)や株の価値は不安定なので、いろんな株を集めてそのリスクを減らそう、という手法が、ポートフォリオです。

各勉強時間は順に50,50,100で受かるかと思います。
また点数は開示されませんが、6割合格と巷では囁かれています。

証アナ(経済,財務分析,証券分析とポートフォリオ)、詳しい教材と学習法

最後に、証アナの魅力について伝えたいと思います。

まず証アナの学習内容と大学の学習内容がかなり被っているため、大学の授業が超イージーになり、自由な時間が大幅に確保できます。

次に日経新聞が読めるようになります。

①入学直後、②証アナ学習前、③学習後、に日経新聞にチャレンジしたことがありますが、①全く読めない、②全く読めない、③少し読める、といった感じです。

③から数ヶ月、日経新聞を読んでいますが、これまで全く読めなかった記事まで読めるようになった感触があります。

日経新聞は、日々移り変わる経済動向について、専門家が経済理論をもとに書いたものです。

日経新聞を読むことで経済の力がみるみるつきます。

これは一朝一夕で得られる力ではありません。

またその力をつける道しるべとなるのが証アナであり、その価値は資格などと比べものになりません。

1.3.FP

いま思うとくそ無駄な勉強でした。

銀行員、特に地方・地域銀行に就職したい人だけ勉強してください。


温泉の多いある地域の銀行のインターンに参加した際に、入社までにFPを勉強しておくといいと言ってました。

皮肉なことに、FPまたは証アナの勉強で銀行がもう終わりなのが分かる内容になってます。


と、ボロクソに書いてますが、広義の経済を学べるので違う資格や授業で初見で出てきてもあまり難しくないと感じられる効果があるかもしれません。

証アナを終えてから受けたので、こんな印象を抱いているだけかもしれません。

年金とNISAの知識は得られたので、その点では勉強した意味はあったと思います。

特に税金や保険、法律の範囲などは、某みん(略)の参考書は背景知識や流れが無く、ひたすら数字を覚える作業で苦痛でしかないです。

たぶん冒頭であんなにこき下ろしたのは、某参考書のせいです。

3級の勉強時間は26時間で、ともに合格ライン6割で学科試験42/60、実技試験14/20でした。

入学後、真っ先にやって経済に対する勉強耐性を付けましょう。

後述するビジネス会計試験に並んで、経済の初学者にとって非常に素晴らしい資格です。

参考書選びに注意するきっかけになりました。

FP、詳しい教材と学習法

1.4.一年次の振り返り

入学一年目は、経済の知識が無かったのでとにかく色んな勉強にチャレンジしました。

特に会計に対して何の魅力も感じていませんでしたが、社会人の素養だとか経済学部の教養だという記事を多く目にし、簿記に触れ、財務分析にも取り組みました。

すると次第に会計学の魅力や楽しさを知り、いまでは専門の経済と同じくらい勉強するようになりました。

また証アナを通じて得られたものはあまりにも多く、その機会を与えてくれた某教授に対する深い感謝と、色眼鏡をかけて証アナに興味を示さなかった自身に対する怒りを忘れることはできません。

2.0.二年次の取り組み

以下では大学二年目を迎え、新たに一年間続けてきた取り組みについて紹介していきます。
2.では【簿記→日経→HSK→統計】という順で記事を載せています。

2.1.簿記

正直何かを勉強しないといけないという意識に囚われてしまい、とりあえず就職に有利だろうと思い、3級の延長として惰性で勉強していました、反省です。

ただ簿記2級を通して、3級以上に会社の取引、特に工業簿記では同社内での取引等が学べ、管理会計(企業が材料から商品までになるまでの諸取引の記録)の重要性に気づくきっかけとなりました。

この管理会計を通して、企業は商品の製造費用やその内訳を明らかにすることで、安定した企業経営を行うのです。

22年3月現在、未だ合格していません。

簿記2級、詳しい教材と学習法

2.2.日経新聞

2.3.HSK

中国留学を志していたため、HSK4級を取得しました。

理由は諸事情で割愛します。

学習時間は約150時間で、リスニング39読解80作文70の計189点合格しました。

2.4.統計

経済学統計学を基にした理論や実証研究かなされていることや、近年の著しいデータサイエンスの発展に伴い、統計学の素養を身に付けるべく、統計検定2級の学習を志しました。

例えば、肺がんと喫煙の因果関係でよく喫煙は肺がんのリスクを約4.4倍高めます、なんてよく耳にしますが、全部統計によって計測されたものです。

煙草には発癌性物質が含まれてて...。等の演繹的な理論(推測や論理から理論を構築)は可能ですが、どの程度なのか数値化することが難しいですよね。

その数値化を可能にしたのが、統計学なのです。

その分、統計学は客観的で定量的で無機質ですが、非常に力強い武器となります。

2級の学習時間は、60時間77点でした。

統計検定2級、詳しい教材と学習法

また2級取得直後、諸事情で理由割愛しますが、準1級合格を目標に学習したところ、合格しました。

学習時間は、2級+130時間62点でした。

超ぎりぎりで、合格点が信頼区間50%くらいにしかなかったと思うので、まだまだ統計を学んで、満点取れるくらい精進します。

統計検定準1級、詳しい教材と学習法

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