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加藤翼 縄張りと島 東京オペラシティ  7/17〜9/20

日曜の午後。
どこか美術館へ行きたいなと思って、予約なしで行けるオペラシティへ。
予約するのって本当にめんどう。
超人気でもない限り必要ないと思うんだけどなあ。


加藤翼の<引き起こす>作品は、いろんな場所で結構見る気がする。
本展では実物なのかな、大きなセットが現地の映像と共に至る所に組まれている。

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大きな建物を大勢の人間が一丸となって引っ張る。
無意味な(本当は意味があるのかもしれないが)行動だが、全員で成し遂げた後の人々の喜び様を見ると少し感動してしまう。

そこには嬉しいとか悲しいに似た、他意のない基本の感情が見て取れる。
感情を作品にするなんて、まさしく現代アート。



4人のヘルメットを棒で繋いで何らかの行為をする。

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棒がなくても本当は全ての人が繋がっているのかもしれないと思わせてくれる。



一番いいなと思った作品は、杭に鈴をつけ、それをハンマーで打ち付けるというもの。

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行為にはそれだけではない、例えば空気を切り裂く音、振動、直接感じることはできなくても、この鈴の音のように何か様々なものが付随しているに違いない。
行為の多様さを気づかせてくれる。

この作家は見えない力をテーマに表現しているんだな。

かなり大きな物がたくさんあるので、いつもの美術館とは全く違う空間になっている。たまにはこういうのもいいな。




上の階はすべて夏にぴったりな日本画。顔料って近くで見るとキラキラしる。

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この絵にとても癒された!

あー、プール行きたい。来年には行きたい。


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