見出し画像

グランマ・モーゼス展 世田谷美術館 11/20〜2/27

オンライン予約は全部埋まっているらしかったが、予約しなくても大丈夫だった。
自転車で寄り道したりしたいから、予約嫌いなんだよね。
人はかなり多かった。


70代から絵を本格的にはじめたとあったが、50代くらいの作品も数点あって写実的な風景画で元々技術はかなり高いものがある。


絵はすごく優しくて癒される。(1点だけ山火事の絵があったが、それも悲壮感は感じない)
人物一人一人に物語が見えて長閑な田舎暮らしを体験した気分になる。
だが、あくまで主人公は自然。
よく見る風景画とは何が違うのか。

タッチや人物が絵本のようにかわいいというのもあるが、
人物や建物、木などの遠近感がゆるい!
手前の人物の大きさと真ん中辺りが同じ大きさだったり、
自由をかなり感じる。
一方、木や建物は細かく描き込まれている。

ゆるさと厳密さのバランスが絶妙。


「人生はよく働いた一日」
というの彼女の言葉があった。
すべての絵をもってして、その言葉が現前しているような気がした。


世田谷美術館らしい企画展でよかった。
もうすぐ終わるのでお早めに。おすすめです。



画像は以下より引用
アートアジェンダ
https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/4381

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?