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三島喜美代―未来への記憶  5/19〜7/7  練馬区立美術館


会期終了も近いので、練馬区立美術館へ。
中村橋、初めて来た。

三島喜美代の作品は森美術館や他の現代アート展で何度か見たことがあったが、大規模個展に来たのははじめて。

初期は草間彌生なども通ったザ・平面の現代アートという作品が多い。

たぶん、間があるのかもしれないが展示場では作風はいきなり変わる。
試行錯誤ではなく、思考の跳躍。

割れる印刷物という独自性はかなり大きい。
紙に書かれた3次元のものを、陶により再現したものは見た者に強い印象を与える。
騙し絵的でとっつきやすいが、その実は違う。

紙と陶との意味の違い
大量生産される印刷物と大量生産できない陶
ゴミとなり消えゆく情報、残り続ける作品
大量生産大量消費の現実と消えゆく毎日の情報をに対して考えることへのきっかけをつくってくれる。

彼女は92歳。現在も作り続けている。続けることの大切さ、ああすばらしい。
もうすぐ終わるのでぜひ。

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