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『セックス・エデュケーション s4』こういうのをずっと見てたい

シーズン4…、これが最終シーズンだと知らずに全て見終わり…。
「エッ?!続かないの?!」
と、度肝を抜かれたマヌケは私だけではない筈。
よくよく考えれば全てに幕を閉じる見事なシーズンでした。

ネタバレ注意。

いつも海外のクィア作品を見ると思うんですが、もうクィアの役はクィアな役者が演じる時代。
なんというか、日本は「ゲイです、レズビアンです、トランスです、Aセクです」と公言する事すら何重にもリスクとプレッシャーと誹謗中傷と無理解と…。
その天地の差に、ほとほと悲しくなるばかりなんですが。
そういうのを一時でも忘れさせてくれる海外作品は、いつもどこか安堵を感じます。

シーズン4で新たに出てきた学校はあらゆる性指向の生徒が集まっていて、周りにクィアな人がいない気付かない環境にいる自分にとっては、非常に勉強になるというか。
トランスの方が「社会の整備が整ってない」と感じるという話も、気付かされました。
自分の心と体に対して常にストレスのある生活を強いられるのは本当につらいだろうな…と。

イギリスがどこまでクィアを公言できる社会なのか実際のところ分からないですが、
ほんと理想郷に見えました。
とことん話し合いをしようとする姿にも凄いスッキリする。
いつも映画やドラマを見ながら「話し合えーー!!」と思ってるので、とにかく対話を重視するキャラクター達に心がホクホクとして大満足です。

子供達だけではなく、アダムのお父さんのエピソードも凄い好き。
勃起不全で自らの「男らしさ」が失われたと感じるが、電話相談で「あなたの男らしさは勃起不全で損なわれる事はありませんよ、あなたは体の関係よりも心の繋がりで勃起するのもしれません。相手との心のコミュニケーションを大切にしてみては?」というアドバイス。
私は男らしくある必要はない、と思ったんですが、アダムパパはそのアイデンティティもまた大切にしているから、損なわれないですよ、というアドバイスのが優しいんだろうな…とか思いましたよ。

何書いてもつまんない感想になるのでここらへんで。一言、最高!!これしかない。

アダムとエリックカップル大好きだった…。

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