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ゲイが男友達に恋した話①

これからお話しするのは全て僕の体験談である。
そして現在進行形で進んでいる。

🔷おれはバイト先のノンケにガチ恋した

最初はそんなつもりは無かった。
普通に友達として接していたつもりだった。

でも気づけば彼(Kくん)がいないときもずっと彼のことを考えていた。

あれ、もしかして僕って恋してる…?

ここで状況を軽く説明すると、
僕とKくんは同い年で一緒のバイト先。
けれど彼と僕では働く時間が違っており、彼は昼中心、僕は夜中心と言った具合だ。そのため、勤務時間が被ることはあっても月に2回程度であった。

さて、次に出す手はもう決まっていた。

彼をご飯に誘いたい!!

🔷気持ちの悪い誘い方

月に2回しか会わない、そしてさほど会話もしていない関係性では、いきなりごはんに誘うのはリスキーだ。
そのため、まずは仲良くなるところからだと考えた。

けどバイトで一緒になるのは期待できないし、彼含め複数人で遊ぶ予定もない。じゃあどうしようか?

無理やり会うしかなくね!?

早速だが僕は入念な計画を立てた。
彼はいつも16時にバイトを終える。そして僕は17時からの出勤だ。
つまり、暇だったから~とか適当な理由を付けて、彼のバイト終わりを直撃すればいいのでは!
やっていることはストーカーと変わらないのかもしれないが、あの頃の僕にはこれしかなかった。

「あれ?なんでいるん?」
「あ~たまたま学校が早く終わっちゃって…」
見苦しい言い訳だが、これでいいのだ。

ゲイがノンケにアタックするときは、
下心が相手にバレにくいという良さがある。
もしこれが女子だったら、相手は自分の事好きなのかと若干の憶測がよぎることだろう。

僕らはそこから1時間近く話した。
バイト先でよくあること、お互い普段は何をしているかなど、会話が尽きることはなかった。
彼とじっくり話したのはこれが最初だったため、聞く話が全て新鮮だった。

そしてその夜僕は追い打ちをかけるように次の策へと乗り出した。


🔷初めてのLINE

これでごはんに誘うための下地は出来上がった。
もちろんまだ仲良くなりきれてはいないが、ここで奥手になっていてはキリがない。じゃあ誘うしかなくね!

そうしてLINEを開いた僕は、指をぶるぶる震わせながらこう送る。

Kくん!今度ごはん行こ!!


返信が来るまでの時間、生きた心地がしなかった。

うん、いこ!  (実際のやり取りに基づく)

思わず僕は8畳半の自分の部屋でひとり飛び跳ねた。
なんというか人生で初めてというほど色濃く幸せというものが刻まれたような、そんな感じたことが無い高揚感に包まれた。

🔷ここから勝負は始まる

さて、出だしは順調だ。
ここから、僕の長く苦しいノンケへの恋路が始まってゆく。




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