ベジファーストの真実:本当にダイエット効果はあるのか?
はじめに
僕が普段オフの時間でよく見る旅行系YouTuberさんの動画があるのですが。
その方がよく「ベジファーストでまず野菜から」などと言いながら海外で食事をしたり、機内食を食べているのです。
しかしもう4〜5年見ていて、その方がどんどん太って、まだ30代なのにお腹が尋常でないくらい迫り出してきたのが本当に心配。
何よりこの方、食事の選択の際に量も質も良くないんですよねぇ。
だからいつも画面に向かって「いやぁ、ベジファーストにしても意味ないでしょ!!」とツッコミを入れています。
このnoteを読んでいる方の中には「ダイエットに対してベジファーストは有効!」なんて思っている人はいないとは思いますが。
でももしかしたらこの「お◯ださん」みたいに誤解したままで健康リスクが起こるほど太る人がいてはいけないので、今回はこのベジファーストについて書きます。
ベジファースト、ご存知ですか?
近年、「ベジファースト」という食事法がダイエットや健康維持の手段として注目を集めています。
この方法は、食事を始める際に野菜から食べることで、血糖値の急激な上昇を防ぐとともに、満腹感を得やすくすることにより食べ過ぎを防ぐ効果があるとされています。
しかし、本当に「ベジファースト」はダイエットに有効なのでしょうか?
この記事では、その効果と限界について、科学的根拠に基づいて解説します。
ベジファーストの根拠とされる効果
1. 血糖値の急激な上昇の防止
食べる順番によって野菜を先に摂取することで、食後の血糖値の上昇を緩やかにし、インスリンの急激な分泌を抑制することが期待されます。
これにより、体内での脂肪の蓄積を防ぎ、長期的に体重管理に寄与すると考えられています。
2. 早めの満腹感による食べ過ぎの防止
野菜などの食物繊維が豊富な食品を先に食べることで、満腹中枢が刺激され、少ない量で満足感を得られるとされています。
これにより、食事の総摂取カロリーの削減につながるというわけです。
ベジファーストの限界
しかし、ベジファーストのダイエット効果には限界があります。
特に、外食での定食のように事前に決められた量の食事をする場合、最終的な摂取カロリーは変わらないため、大きなダイエット効果を期待するのは難しいでしょう。
当たり前ですが重要なのは、食べる順番だけでなく、食べるものの質と量を自分自身で理解し、適切にコントロールすることです。
極論ですが、1日に摂取する食べ物から得られる総摂取カロリーが消費カロリーを上回っている場合、食べる順番をどう変えても太るものは太るんです!
真のダイエット成功の鍵
ダイエットにおいて最も大切なのは、一時的な食事法に頼るのではなく、日々の食生活全般における健康的な選択を心掛けることです。
以下のポイントが、成功への鍵となります。
1.食事の質を見直す
加工食品の摂取を減らし、新鮮な野菜、果物、全粒穀物、良質なタンパク質を中心とした食事を心掛けましょう。
2.適切な量を守る
食事の量にも注意し、過食を避けることが重要です。
毎日どれだけ活動して消費するカロリーはどれくらいなのか?
自分の体が必要とするエネルギー量を把握し、それに合わせて食事を摂るようにしましょう。
3.総合的なライフスタイルの見直し
定期的な運動、十分な睡眠、ストレス管理など、健康的な生活習慣全般に注意を払います。
これにより、ダイエットだけでなく、全体的な健康状態を改善することができます。
これに関しては以前書いた記事で生活全般に関する40のポイントについて書いたので、その記事も参考にしてください。
結論
「ベジファースト」は、健康的な食生活をサポートする一つの方法として有効ですが、ダイエット成功の鍵はこれだけにあるわけではありません。
血糖値の急激な上昇を抑えるため、糖尿病の予防などには効果はありますし、早めの満腹感を得られるとしたら、食べ過ぎを防ぐ上で役立ちますが、最終的には食べるものの質と量の管理が重要です。
特に外食で定食のように一人前が決められた量を食べる時などは、結局問題になるのはその食事から得られるカロリーです。
その一食分のカロリーが多すぎる場合、どんな順番で食べてもダイエットの成功にはつながりません。
ダイエット成功への道は、「消費と摂取」のエネルギーバランスが取れた食事、適切な運動、健康的な生活習慣の維持にあります。
ベジファーストを取り入れることも、これらの習慣の一部として考え、長期的な視点で健康を管理していくことが大切です。
日々の小さな選択が、健康とウェルビーイング、そしてダイエットへの大きな一歩となります。
安易な流行に左右されず、正確な情報を知って実践していただければと思っています。
これからもこのnoteでは「ダイエット」「トレーニング」「健康」「エクササイズ」などに関する記事をアップしますので、興味のある方はぜひフォローしてお待ちください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございます。
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