ファンクショナルトレーニング:個々のニーズに応える2つのロードマップ
はじめに
僕はフィットネスにおける目標達成を目指すプロセスを「旅」のようなものだと考えています。
その旅の行程は、一人ひとり異なります。
そこでQuestでは、その旅をサポートするために、個々のクライアントの現在地と目的地に合わせた2つの独自のロードマップを提供しています。
今回はこの二つのロードマップについて書きます。
1. ファンデーショナル ロードマップ:基礎からの構築
このロードマップは、初心者や低体力者、シニアの方々を対象としています。
基本的な動作能力を高めることを目的としており、プランク、プル、プッシュ、スクワット、ヒンジ、ランジ、ローテーションといった基礎動作を中心にアセスメントし、足らない要素を補うようなプログラムを作成しトレーニングします。
ここでは、動作レベルをマイナスからゼロへと改善することを目指します。
2. スペシフィックロードマップ:特定の目標達成へ
体力レベルが標準以上で、基礎動作の能力も備えているクライアントを対象にしたロードマップです。
このロードマップではクライアントが持つ具体的な目標(特定のスポーツやフィジカルアクティビティなど)を達成するためのプランニングに重点を置いています。
多くのスポーツ愛好家やアスリートは基本的にはこのスペシフィックロードマップを採用します。
2つのロードマップのシームレスな連携
これら2つのロードマップは、クライアントのフィットネスレベルや目標に応じて、互いにシームレスに連携します。
基礎からスタートし、特定の目標に向かってスムーズに移行できる設計となっています。
ただし、各クライアントに最適なロードマップを適用することが重要で、レベル1のクライアントにレベル2のトレーニングプログラムを適用しても効果が得られずリスクが高まる可能性があります。
逆に、レベル2のクライアントがレベル1のエクササイズに留まってしまうと、効果が限定的になる場合があります。
パーソナライズされたアプローチの重要性
ネット上には、「一つのエクササイズで全て解決」といった短絡的な情報が溢れていますが、エクササイズロードマップの構築はそれほど単純なものてわはありません。
Questでは、リスクの軽減と一定以上の効果性を担保するために、まずクライアント一人ひとりのレベルに応じたアプローチを選択することから始めます。
そのためにもまず大まかな行程として、まずマイナスをゼロレベルにする「ファンデーショナルロードマップ」が適しているのか、それ以上の個別の目的を達成する「スペシフィックロードマップ」を採用するべきかの判断が重要だと考えています。
個々のニーズに応えるこの戦略が、Questのパーソナルトレーニングで最も重要している要素の一つです。
動画で詳しく解説しています
今回の新作動画セニナー「エクササイズ ロードマップの全て」ではこの2つのローダマップの実際の運用方法について4時間をかけて詳しく解説しています。
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