書くひとになったわけ
今更な話でもあるのだが・・・・
原点に戻るつもりで書いてみる
子どもの頃から寝つきが悪く妄想癖の過ぎるわたしは、就寝時間の暗闇の中でお目めパッチリでいたりすると必然的に暗い妄想に駆られてしまう。雰囲気に誘導されやすい、これはちょっと「書くひと」にあるまじき弱点。恋愛小説を書いているのにゲームで息抜きしてたらファンタジー書きたくなっちゃうような危うい精神です
夜は暗い、もしくは黒い。さらに、いいのか悪いのか田舎の夜は静かだったりするものだから、ちょっとの音も響けば遠くの汽笛の音も拾える。救急車が出動すれば数少ない町内の病院につくまでサイレンも聞き取れるもので、どこの病院に着いたかまで想像がつく始末。怖いですねぇ
そんな怖いことを考えたくないのに、あたりはおあつらえ向きの漆黒で、しあわせな妄想にひたりながら寝ようと思っても、効果音の演出が聞いたこともない鳥の鳴き声だったり、長い長い貨物列車の単調だったりするから、その音に紛れて「泥棒が来るんじゃないか」とか「妖怪が攫いに来るんじゃないか」とか、現実離れしていながらあったら最悪なことを考えて余計に眠れなくなる
どうせ眠れないのならとモチベーションを上げるため、貨物列車を馬車に変換し実は「わたしはどこぞの国のお姫さまだった」とか、わけの解らない動物の鳴き声をドラゴンに変換しアメコミに出てくるような「スーパーガールに変身! 勝利!」とか、そんなことを毎晩のように考えていた
しかしながら形から入るわたしは、まずおひめさまの出所を考える。国の名前、称号とか立場、なぜここにいるのか~と考えているうちに寝落ち。スーパーガールに至っては、変身ワードやら必殺技、秘密兵器や乗り物に至るまでをどうするかと考えているうちに寝落ち
まぁ寝落ちできれば御の字だけど、コスチュームなんかを考えてしまったひにゃぁ起きだしてスケッチブックに向かう羽目になるから結果徹夜、なんてこともあったりする
これが、思春期になると『ハートのイヤリング』になる ↓ ↓ ↓
そのうち考えてるだけでは満足しなくなり、自分が反復するためだけにノートに書いた。これが「書くひと」の始まり
手紙を書くように、身の上話をするように、説明書きを書いていた
そんなことをしていると、だれかに読んでほしくなる。ほら学校の作文だって先生が読んで感想をくれるわけだし、そんな風に自分の書いたものをだれかに見せて意見が聞きたくなった。それが公募だったり煮繋がる
だから日記を書いても、いつもだれかに読ませるために書いていた。秘密のないカッコつけた日記
「書くひと」の原点は、ただ単に自意識過剰なのかもしれない
いつもお読みいただきありがとうございます とにかく今は、やり遂げることを目標にしています ご意見、ご感想などいただけましたら幸いです