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羽ばたき

わが子らの幼い頃の胸の内を知ると
心が痛まないことはない

大事に大事に、心健やかに
そうあることだけを願っていた

それでも
大人の詮無い言葉尻や悪気ないひとことが
幼い心の胸の奥深くを突き刺すことがある

その都度取り除いてあげられたらいいけど
ようよう上手いこと行かないこともあり
大人になって、言葉を知って、表現かなう頃に知る

それがまた切ないことで・・・・

幼きあの頃を癒してあげることは出来ずとも
寄り添いあの頃の傷を労ることは出来る?

それで済む話では無いけれど
心はずっとそこにある

見えないけれどもいつも隣にいるからね




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