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バスケットボールとマラソン!ギネス記録保持者のイギリス人とは

イギリス在住のケビンさん。
そんな彼はバスケットボール2つを、ダブルドリブルしながらフルマラソンを走るというギネス記録を持っています。
その記録は3時間50分26秒。

そんなケビンがランニングを始めた理由はなんだったのでしょうか。

現在48歳になるケビンさんが走り始めたのは10年前、妹に誘われて出場したハーフマラソンがきっかけでした。しかし全力で走ったにも関わらず妹に全く歯が立たなかったと言います。

その2年後には初めてのフルマラソンも完走。3時間56分2秒でした。

それまでは長年のバスケットボール経験があったケビンさん。2015年のロンドンマラソンで、とあるアメリカ人男性がバスケットボール2つをドリブルしながら走るギネス記録を打ち立てた記事を目にしました。自分ならもっと速く走れると思い、記録へのチャレンジが始まったと言います。

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2017年のロンドンマラソンで初めての記録へのチャレンジ。しかし世界6大マラソンの1つ、混雑がひどくとてもドリブルしながらスムーズに走れる状態ではなく、途中で記録を断念。
2019年、ポーランドにて再チャレンジ。見事にギネス記録を打ち立てました。
4年をかけて達成したギネス記録。集中して練習に打ち込むことができ、走ることの楽しさも同時に実感できたと言います。本当にいい経験だったと振り返ると同時にそこには想像していなかった空虚感もあったようです。

「本当に不思議な感情でした。記録を更新した際にはものすごい達成感を得られるかと思いました。ただゴールした時の頭の中は、それで?次は何をやるの?」

特に世間から注目を浴びることもなく自分の想像していた感情との相違に戸惑いがあったようです。

しかしこのチャレンジ別の形で役に立つことになります。
記録へのチャレンジから学んだ教訓、自分を信じて、長く物事に打ち込む大切さを、小学校を回り生徒達の前で講演を行なっていると言います。

「子供達がすごく興味を持って私の話を聞いてくれることがすごく光栄です。今では週末のパークランに生徒達が参加してくれて一緒に走ってるんです」

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記録への挑戦からすっかりランニングに魅了された彼の現在の目標はフルマラソンでのサブ3達成。現在の自己ベストは3時間14分。

チャイルドマインダーと言われるイギリス発祥の保育の専門職として働く彼。全ての子供達の帰宅を見送ると18時過ぎには走りに出かけます。走りだすと仕事のことはすっかり忘れるそうです。
基本的には火曜日、木曜日はランニングクラブの練習に参加。時にはトラックでハードに練習することも。週末はパークランで走ることもあれば、ボランティアで参加することもあるそうです。
それ以外の日は、犬と共に早朝から走りに出かける時もあると言います。

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ランニングを通してできた仲間の存在は大きいと話すケビンさん。
時には怪我をして走れない時もあるようですが、それでもクラブの練習には顔を出し、みんなと話すことで気持ちも落ち着くと言います。写真を撮るのも大好きなようで、レースに参加できない時は仲間の写真を撮るのも楽しみだとか。

「ランニングを通してできた仲間との繋がりは本当に素晴らしくて、辛いことがあった時も1人じゃないことを実感しています」

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現在は再びドリブルの記録に挑戦する予定はないようですが、3時間40分で走れる自信もあるそうです。
バスケットのアイデア取り入れたことで始まったケビンさんの挑戦は、ランニングに魅了される大きなきっかけとなったようです。


日常からの学び、ランニング情報を伝えていきたいと思います。次の活動を広げるためにいいなと思った方サポートいただけるとありがたいです。。